2020年5月14日木曜日

感染症情報(2020年5月前半)

・ 溶連菌感染症、胃腸炎、インフルエンザは、全国一斉休校の影響で、ほとんど見られなくなりました。かぜ(上気道炎)はときどき見られます。
・ 新型コロナウイルスの流行に関して、神奈川県は蔓延期(フェーズ2)の手前でとどまっています。感染拡大防止の効果が出ているようです。咳エチケットを守ること、ウイルスをやりとりしやすい「密閉空間(むんむん)、密集場所(ぎゅうぎゅう)、密接場面(がやがや)」の三密を避けること、各自が体調をしっかり管理して不調時は無理しないことを引き続き心がけましょう。当院における新型コロナウイルス感染者は現時点でゼロです。大和市内での5月1〜15日の間の感染者は、6日に報告された1名のみです。
・ 欧米で川崎病と新型コロナウイルス感染症との関係が疑われていますが、日本および近隣諸国では欧米のような症例の発生は確認されておらず、川崎病と新型コロナウイルス感染症の関係を積極的に示唆できる情報は得られていません。
・ 水ぼうそう、おたふくかぜともに流行はありません。
・ 麻疹が散発的に出ています。今年、神奈川県ではゼロですが、全国で9件の報告があります。風疹も散発的に出ています。今年、神奈川県で7件(全国で75件)の報告があります。麻疹、風疹ともに、感染者の多くはワクチン接種歴がないか不明の成人です。妊婦が風疹に罹ると、赤ちゃんに先天性風疹症候群を生じる危険があります。昨年、4件の報告がありました。1歳と就学1年前の2回、MRワクチンを接種しましょう。成人で風疹ワクチンを一回も接種していないか、一回しか接種していない場合、ぜひ二回接種を行ってください(ただし、女性は妊娠中に接種できません。接種後2ヶ月は避妊が必要です)。風疹の流行を止める唯一の手段はワクチンの普及です。昨年4月から成人男性(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性)を対象とした抗体価測定(無料)とワクチン接種(無料、定期接種)が開始されました。該当する方は検査とワクチンをご考慮ください。当院においても受け付けています。また大和市は、市内在住で19歳以上の女性(妊娠を希望する方。妊婦または妊娠の可能性がある方は除く)とその配偶者に対して、MRワクチン接種の一部公費助成を行っています。当院においても受け付けしています。詳細は大和市役所にお尋ねください。

0 件のコメント:

コメントを投稿