2021年10月15日金曜日

感染症情報(2021年10月前半)

・急性上気道炎(かぜ)が保育園、幼稚園、小学校で流行中です。主症状は鼻水と咳です。12日間の発熱、痰がらみの強い咳と喘鳴を生じる場合があります。

・RSウイルスによる気管支炎は9月以降、ほとんど見られなくなりました。

・溶連菌感染症に伴う「のどかぜ」が増えてきました。主症状は発熱と咽頭痛です。

・胃腸炎をときどき見かけます。主な症状は嘔吐と下痢で、発熱を伴う場合もあります。

・新型コロナウイルスの大和市内での10月(15日まで)の感染者数は24名です。直近の10日間、1日あたり02人で推移しています。10歳未満と10代の感染者数はそれぞれ1名です(直近10日間の報告はゼロです)2名ともに軽症です。流行の第5波は収束しましたが、今後の社会・経済活動の活発化に伴い、第6波が生じる可能性は高いです。ワクチン接種のさらなる推進、マスクや手洗いなど基本的対策の継続が必要です。ワクチンには発症防止と重症化阻止の効果があります。新型コロナウイルスの征圧のために、接種率の向上が望まれます。

・大和市における新型コロナウイルス感染者の本年、月別数を掲載いたします。括弧内は10歳未満児の人数です。1795名(28名)、272名(3名)、363名(1名)、4108名(2名)、5151名(3名)、6125名(13名)、7382名(30名)、81656名(109名)9 536名(38名)。

・水ぼうそう、おたふくかぜの流行はありません。現在、おたふくかぜワクチンが不足しています。ワクチンの製造過程に問題を生じ、出荷が停止されたためです。少量ずつでも入荷できるように努めています。11月頃から出荷量が増えることが見込まれています。なお、現在出回っているワクチンの品質に問題はありませんので、すでに予約されている方は安心して接種をお受けください。

・麻疹の発生報告は全国で4名、風疹は全国で11名(神奈川県で1名)です。感染者の多くはワクチン接種歴がないか不明の成人です。妊婦が風疹に罹ると、赤ちゃんに先天性風疹症候群を生じる危険があります。昨年、1名の報告がありました。1歳と就学1年前の2回、MRワクチンを接種しましょう。成人で風疹ワクチンを一回も接種していないか、一回しか接種していない場合、ぜひ二回接種を行ってください(ただし、女性は妊娠中に接種できません。接種後2ヶ月は避妊が必要です)。風疹の流行を止める唯一の手段はワクチンの普及です。成人男性(昭和3742日から昭和5441日までに生まれた男性)を対象とした抗体価測定(無料)とワクチン接種(無料、定期接種)が国の施策により行われています。本制度の期限は2022331日とされています。該当する方は検査とワクチン接種をご考慮ください。当院においても受け付けています。また大和市は、市内在住で19歳以上の妊娠を希望する女性(妊婦または妊娠の可能性がある方は除く)とその配偶者に対して、MRワクチン接種の一部公費助成を行っています。当院においても受け付けしています。接種前に申請が必要です。詳細は大和市役所にお尋ねください。

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