2021年9月14日火曜日

感染症情報(2021年9月前半)

・急性上気道炎(かぜ)が保育園、幼稚園、学校で流行しています。主な症状は鼻水と咳で、12日間の発熱を伴う場合もあります。アデノウイルスによるかぜも散見されます。

RSウイルスによる細気管支炎が乳幼児の間で4月から流行していましたが、8月後半から急速に減少しています。ピークはすでに越えたと思われます。

・胃腸炎が徐々に増えています。主な症状は嘔吐と下痢で、発熱を伴う場合があります。

・新型コロナウイルスの大和市内での914日までの感染者数は433名です。9月初旬から減少傾向ですが、まだ高い水準にあります。20代が最多で、3040代がそれに続きます。10歳未満の感染者数は913日までに29名で、22名が濃厚接触者です。10代の感染者数は29名で、15名が濃厚接触者です。全員が軽症か無症状です。乳幼児と学童の感染経路の多くは、家族か保育園・幼稚園・学校の教職員です。周囲の大人が感染しないことが子どもたちを守ることにつながります。中学生以上になると、感染経路を追えないケースが増えてきます。

・大和市における新型コロナウイルス感染者の本年、月別数を掲載いたします。括弧内は10歳未満児の人数です。1795名(28名)、272名(3名)、363名(1名)、4108名(2名)、5151名(3名)、6125名(13名)、7382名(30名)、81656名(109名)。

・水ぼうそう、おたふくかぜの流行はありません。現在、おたふくかぜワクチンが不足しています。ワクチンの製造過程に問題を生じ、出荷が停止されたためです。少量ずつでも入荷できるように努めています。なお、現在出回っているワクチンの品質に問題はありませんので、すでに予約されている方は安心して接種をお受けください。

・麻疹の発生報告は全国で4名(神奈川県でゼロ)、風疹は全国で8名(神奈川県で1名)です。感染者の多くはワクチン接種歴がないか不明の成人です。妊婦が風疹に罹ると、赤ちゃんに先天性風疹症候群を生じる危険があります。昨年、1名の報告がありました。1歳と就学1年前の2回、MRワクチンを接種しましょう。成人で風疹ワクチンを一回も接種していないか、一回しか接種していない場合、ぜひ二回接種を行ってください(ただし、女性は妊娠中に接種できません。接種後2ヶ月は避妊が必要です)。風疹の流行を止める唯一の手段はワクチンの普及です。成人男性(昭和3742日から昭和5441日までに生まれた男性)を対象とした抗体価測定(無料)とワクチン接種(無料、定期接種)が国の施策により行われています。本制度の期限は2022331日とされています。該当する方は検査とワクチン接種をご考慮ください。当院においても受け付けています。また大和市は、市内在住で19歳以上の妊娠を希望する女性(妊婦または妊娠の可能性がある方は除く)とその配偶者に対して、MRワクチン接種の一部公費助成を行っています。当院においても受け付けしています。接種前に申請が必要です。詳細は大和市役所にお尋ねください。

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