2021年11月14日日曜日

感染症情報(2021年11月前半)

・急性上気道炎(かぜ)が保育園、幼稚園、小学校で急速に増えています。主症状は鼻水と咳です。12日間の発熱、痰がらみの強い咳と喘鳴を生じる場合があります。

・手足口病、ヘルパンギーナが西日本を中心に季節外れの高水準になっています。大和市内ではほとんど見かけませんが、今後の動向に注意が必要です。主症状は発熱と口内疹です。手足口病では四肢に皮疹が現れます。

・溶連菌感染症に伴う「のどかぜ」が散見されます。主症状は発熱と咽頭痛です。

・胃腸炎が散見されます。主な症状は嘔吐と下痢で、発熱を伴う場合もあります。

・新型コロナウイルスの大和市内での11月(15日まで)の感染者数は2名(いずれも20代)です。20歳未満の感染者は、105日以降、ゼロを続けています。流行の第5波は収束しましたが、今後の社会・経済活動の再活性化に伴い、第6波が生じる可能性があります。ワクチン接種のさらなる推進、マスクや手洗いなど基本的対策の継続が必要です。

・大和市における新型コロナウイルス感染者の本年、月別数を掲載いたします。括弧内は10歳未満児の人数です。1795名(28名)、272名(3名)、363名(1名)、4108名(2名)、5151名(3名)、6125名(13名)、7382名(30名)、81656名(109名)9 536名(38名)、1026名(1名)。第5波が急速に収束した理由として、ワクチン接種の推進と医療機関逼迫の報道を受けた後の外出自粛の深化の二つが考えられます。

・水ぼうそう、おたふくかぜの流行はありません。おたふくかぜワクチンの供給量が極端に減少していましたが、11月から平常どおりの供給体制に戻ることが確実になりました。これまで1回目接種の方を優先し2回目接種の方に長らくお待ちいただきましたが、今後は滞りなく接種を進められます。ご不便をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。10月末から受付を再開しております。

・麻疹の発生報告は全国で4名、風疹は全国で10名(神奈川県で1名)です。感染者の多くはワクチン接種歴がないか不明の成人です。妊婦が風疹に罹ると、赤ちゃんに先天性風疹症候群を生じる危険があります。昨年、1名の報告がありました。1歳と就学1年前の2回、MRワクチンを接種しましょう。成人で風疹ワクチンを一回も接種していないか、一回しか接種していない場合、ぜひ二回接種を行ってください(ただし、女性は妊娠中に接種できません。接種後2ヶ月は避妊が必要です)。風疹の流行を止める唯一の手段はワクチンの普及です。成人男性(昭和3742日から昭和5441日までに生まれた男性)を対象とした抗体価測定(無料)とワクチン接種(無料、定期接種)が国の施策により行われています。本制度の期限は2022331日とされています。該当する方は検査とワクチン接種をご考慮ください。当院においても受け付けています。また大和市は、市内在住で19歳以上の妊娠を希望する女性(妊婦または妊娠の可能性がある方は除く)とその配偶者に対して、MRワクチン接種の一部公費助成を行っています。当院においても受け付けしています。接種前に申請が必要です。詳細は大和市役所にお尋ねください。

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