インフルエンザの流行が拡大しています。10月下旬から一気に増えました。例年より2ヶ月以上早い流行入りです。現在の流行規模は、注意報の基準である「1週間に10人」を超え、警報の基準である「1週間に30人」に迫る勢いです。感染予防と拡大防止のために手洗いと咳エチケットを徹底するとともに、ワクチンの接種を検討しましょう。
麻疹の全国的な拡大は止まりました。感染者の主な年齢層は20〜30歳代ですが、乳幼児の感染も報告されています。麻疹は非常に重い病気です。医療が進んだ国でも死亡率は0.1%(1000人に1人)です。特効薬はありません。ワクチン接種が麻疹を抑える唯一の手段です。1歳の誕生日を迎えたらできるだけ早くワクチン接種を済ませましょう。幼稚園・保育園の年長児はできるだけ早く2回目のワクチン接種を済ませましょう。なお、麻疹を診療する際は特殊な隔離が必要ですので、医療機関を受診する前に必ず電話でご連絡ください。