2018年11月27日火曜日

感染症情報(2018年11月後半)

・かぜ(上気道炎)が流行しています。主な症状は咳と鼻水で、熱を伴うこともあります。
・溶連菌による咽頭扁桃炎(のどかぜ)が増えています。主な症状は熱と咽頭痛です。
・A型インフルエンザが市内一ヶ所の保育園で流行中です。地域全体への広がりはありません。本格的な流行はだいぶ先(年明け?)と見込まれます。
・伝染性紅斑(リンゴ病)と手足口病が市内の一部の保育園で今もまだ流行中です。
・胃腸炎にかかる子どもが増えてきました。主な症状は発熱、嘔吐、下痢です(軽度の場合は下痢のみ)。ノロウイルスも原因の一つと思われます。
・RSウイルスが散見されます。乳幼児がかかると細気管支炎になり、激しい咳と喘鳴を生じることがあります。呼吸が苦しそうに見えたら、早めに受診してください。
・百日咳が小学生の間で散見されます。長引く咳や嘔吐を伴う激しい咳は要注意です。
・水ぼうそうとおたふくかぜの発生は散発的です。ワクチンの二回接種をお勧めします。
・麻疹は過去11年間、当院で発生ゼロです。今年、神奈川県で5件の報告があります。
・風疹は過去14年間、当院でゼロです。しかし8月以来、全国規模で流行しています。今年、神奈川県で296件(全国で2032件)の報告があります。2012〜13年の流行時と似た状況になってきました。感染者の多くは30〜50代のワクチン未接種の男性です。妊婦が風疹にかかると赤ちゃんに先天性風疹症候群を生じる危険があります。1歳と就学1年前の二回、MRワクチンを接種しましょう。成人でワクチン接種を希望される方は、大和市健康づくり推進課にお問い合わせください。条件によって補助金を支給される場合があります。成人で血液中の風疹抗体価の測定を希望される方は、神奈川県厚木保健福祉事務所大和センターにお問い合わせください。条件によって補助金を支給される場合があります。

2018年11月26日月曜日

年末年始の休診日、救急外来の利用法

 当院は12月29日(土)の午前12時で今年の診療受付を終了いたします。
 年末年始に急病にかかられた場合、大和市地域医療センター(046-263-6800)をご利用ください。12月30日(日)から1月3日(木)まで間、小児科医が交代で当番を務めています。診療時間は9〜12時、14〜17時、20〜23時です。受付は各15分前に終了します。玉井の当番日は12月30日(日)の9〜12時、14〜17時です。 
 当院の仕事初めは1月4日(金)です。以後、平常どおり診療いたします。

2018年11月21日水曜日

保育園との連携を大切にしています

 このたび「十六山病児保育室Bambini」の連携医療機関を務めることになりました。十六山病児保育室Bambiniは、満1歳から小学2年生までの病児を預かる保育施設です。保育士と看護師が常駐し、子どもの保育と看護にあたっています。当院をかかりつけにされるお母さん(お父さん)の中に、子育てと仕事を両立すべく頑張っておられる方が大勢いらっしゃいます。子どもが病気にかかっても安心して預けられる病児保育施設があれば、仕事を休むことなく勤務を全うすることができます。子育て支援は小児科医の使命のひとつです。当院は十六山病児保育室Bambiniとの連携を重視していきたいと思います。
 https://yuunoufukushikai.net/16bambini/

 また、「ふたば林間保育園」の園医を以前から務めています。ふたば林間保育園は、生後8週から就学前までの子どもを預かる保育施設です。年二回の定期健康診断を行うなど、園児の健康に関するアドバイスを行っています。働くお母さん(お父さん)の子育て支援の一環として、ふたば林間保育園との連携も重視しています。
 http://www.futaba-nursery.jp

2018年9月29日土曜日

インフルエンザワクチンの予約を終了いたします


 9月29日(土)、インフルエンザ予約枠610名分がすべて埋まりました。本日をもちまして予約を終了させていただきます。ご希望に沿えなかった皆様には心よりお詫び申し上げます。なお、キャンセルが出た場合は、あらためて少数の予約を承ることがございます。その場合はホームページ「お知らせ」に掲示いたします。

2018年8月17日金曜日

風疹が急増しています(9月24日付 追記あり)

 風疹が首都圏で急増しています。患者の多くは30〜50代の男性です。予防接種歴は、ほとんどが「不明」か「なし」です。
 風疹ウイルスは咳やくしゃみの飛沫を介して感染します。2〜3週間後に発熱、発疹(紅斑)、頸部リンパ節腫脹などの症状が出ます。妊娠初期の女性が感染すると、お腹の赤ちゃんにも感染して、先天性心疾患・難聴・白内障などを起こす可能性があります。
 二度の予防接種で感染を防ぎ、流行を食い止めることができます。とくに妊婦のいる家庭では、家族など周囲の人がワクチンを接種して風疹を持ち込まない配慮が必要です。
 風疹抗体価の陰性または低値が予想される年代は以下の通りです。
  一度も予防接種を受けていない可能性が高い年代
   1979年4月1日までに生まれた男性(39歳以上)→ 特に要注意!
   1962年4月1日までに生まれた女性(56歳以上)
  一度しか予防接種を受けていない可能性が高い年代
   1990年4月1日までに生まれた男女(28歳以上)
 MRワクチン定期接種対象者(1歳児、就学前1年間の二回)は早めにワクチンを接種しましょう。母子手帳でワクチン二回接種が明らかな方、医療記録で風疹に罹患したことが明らかな方を除き、風疹に感染するリスクのある方もワクチンの接種を推奨いたします。

 追記(9月6日);風疹抗体検査にかかる費用の一部を負担する神奈川県の事業は平成30年度も継続中です(平成31年3月31日まで利用できます)。風疹抗体価の検査を希望される方はお申し出ください。対象者は、妊娠を予定または希望している未経産婦、その配偶者、風疹抗体価が低い妊婦の配偶者です。ただし、過去に風疹にかかっているか、過去に風疹ワクチン(またはMRワクチン)を接種している方は、対象から外れます。

 追記(9月23日);風疹患者数は今もなお増え続けており、9月19日の時点で昨年一年間の5倍を超える496人になりました。男性が401人、女性が95人です。特に30〜40代の男性に多く、ワクチンの接種歴は「なし」か「不明」が多くを占めています。患者数が1万人を超えた2012年の流行前の状況に似ています。詳細は2018年9月9日付の院長コラム「風疹ワクチンが胎児を障害から守る」をご参照ください。

2018年5月29日火曜日

就学前に百日咳ワクチンを!

 百日咳はワクチンで予防可能な疾患の一つですが、日本で2005年以降、思春期以降の感染者が増加しています。思春期や成人の方は百日咳に罹患しても軽症で済みますが、ワクチン未接種の乳児(生後3ヶ月未満)への感染源になり、重症化や死亡に至らしめる可能性があります。乳児がかかる百日咳の多くは家族内感染(親や兄姉から)です。

 思春期以降に百日咳が増えている理由は、ワクチンで得られた免疫抗体価が数年しか維持できないためです。抗体保有率は1歳前に頂点(90%)に達したあと徐々に減少し、5〜6歳で最低(25%)に下がります。この時期に百日咳ワクチンの追加接種を行うことが、以後の感染を防止するために有効です。当院は、年長児に行うMRワクチン定期接種時に、三種混合ワクチンとおたふくかぜワクチンを同時に任意接種することを推奨しています。

 欧米では、三種(または四種)混合ワクチンを5〜6回接種する方式が普通です。日本では、生後3ヶ月以降の3回と1歳時の1回の計4回だけですが、今年になって5回目の任意接種が認可されました。この機会にぜひ接種をご検討ください。

2018年4月26日木曜日

麻疹に関する注意報

 沖縄県など麻疹の流行地に旅行した後、発熱や発疹が現れた場合、医院に「麻疹の可能性が否定できない」ことを事前に電話で伝えてから指示に従ってご来院ください。麻疹の感染力は強大で、同じ空間にいるだけで(飛沫を浴びなくても)感染する危険性があります。感染拡大防止にご協力をお願いいたします。とくに、予防接種をまだ受けていない1歳未満児は注意が必要です。

2018年2月3日土曜日

午前の診療が14時まで延びたときの対応

 年に数日、主に秋冬の繁忙期に、午前の診療が長引き、予防接種/健診の開始時刻14時までに終えられないことがあります。午前の来院者数が80〜85人を超える日は、延伸する可能性が高いです。
 その場合、14時で午前の診療をいったん中断し、予防接種/健診(予約制)を先に行います。午前中に予約・受付を済まされた方は、15時頃まで院内の別室またはご自宅でお控えいただきます。予防接種/健診が終わりしだい、診療を再開いたします。また、午後に来院される方は、午前枠の診療が完了するまで、お待ちいただくことになります。
 当院は受診者数に上限を設けていないため、まれに容量オーバーに陥ることがあります。まことに恐れ入りますが、繁忙期の変則的な対応につきまして、ご理解とご了承をよろしくお願い申し上げます。