2020年1月17日金曜日

インフルエンザ速報 2019/20(第12報)

 神奈川県全域におけるA型インフルエンザの報告数は、2020年第2週(1月6〜12日)で14.25です(1医療機関で1週間に14.25人という意味です)。昨年末の22.41よりも減少しています。大和市内は13.91で、昨年末の19.18よりも減少しています。インフルエンザの注意報レベル「10」以上にはすでに達しています。
 小中学校、幼稚園・保育園が冬休みに入り、流行がいったん止まりました。当院には1日に2〜5人が来院します。三学期が始まりましたので、一月下旬以降に流行が再拡大すると予想されます。
 インフルエンザは感染者の咳、くしゃみ、唾液などの飛沫を吸い込むことで感染します。咳やくしゃみが出る人は、咳エチケットを心がけましょう。マスク着用は必須です。待合室や診察室での感染拡大防止にご協力をお願いいたします。

2020年1月16日木曜日

感染症情報(2020年1月前半)

・小中学校と幼稚園保育園の冬休みが明けたあと、かぜ(上気道炎)、インフルエンザ、胃腸炎などの流行は一時的に止んでいます。1月前半の外来診療は比較的平穏でした。しかし、インフルエンザの流行はまだ終息していません。今後の動向に要注意です。
・マイコプラズマによる気管支炎、肺炎が小中学生の間で散発的に発生しています。
・ 水ぼうそうが散発的に発生しています。おたふくかぜの流行はありません。どちらもワクチンの二回接種(初回は1歳時)をお勧めいたします。
・ 麻疹の発生報告が一昨年末から続いています。昨年、神奈川県で93件(全国で744件)の報告がありました。ただし増加ペースは鈍りつつあります。感染者の多くはワクチン接種歴がないか不明の成人です。ワクチン接種前の1歳未満児の罹患も報告されています。麻疹が疑われる症状(ワクチン未接種、接触歴あり、発熱・発疹・咳・鼻水・目の充血など)が出た場合、院内感染を防ぐため、前もってクリニックに電話した上で受診してください。
・ 風疹が一昨年8月以来、関東地方を中心に流行中です。昨年、神奈川県で295件(全国で2306件)の報告があります。ただし増加ペースは鈍りつつあります。感染者の多くはワクチン接種歴がないか不明の成人です。妊婦が風疹に罹ると赤ちゃんに先天性風疹症候群を生じる危険があります。2019年中に先天性風疹症候群の赤ちゃんが4人報告されました。前回、2013〜14年の流行時は、先天性風疹症候群の赤ちゃんが45人報告されました(うち11人は合併症で死亡しました)。風疹ワクチンを一生のうち二回接種していれば、風疹にかかることはほとんどありません。お腹の中の赤ちゃんも安全に守られます。1歳と就学1年前の二回、MRワクチンを定期接種しましょう。成人で風疹ワクチンを一回も接種していないか、一回しか接種していない場合、ぜひ二回接種を行ってください(ただし、女性は妊娠中に接種できません。接種後2ヶ月は避妊が必要です)。風疹の流行を止める唯一の手段はワクチンの普及です。本年4月から成人男性(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性)を対象とした抗体価測定(無料)とワクチン接種(無料、定期接種)が開始されました。該当する方は検査とワクチンをご考慮ください。当院においても受け付けています。また大和市は、市内在住で19歳以上の女性(妊娠を希望する方。妊婦または妊娠の可能性がある方は除く)とその配偶者に対して、MRワクチン接種の一部公費助成を行っています。当院においても受け付けしています。詳細は大和市役所にお尋ねください。