2020年7月11日土曜日

新型コロナウイルス感染症 最新情報 〜濃厚接触とは!?〜

 東京都内での感染拡大に並行して、神奈川県下でも感染者数が再増加しています。大和市も例外ではありません。5月と6月の感染者数はそれぞれ2名でしたが、7月に入り(11日の時点で)すでに9名の感染者が報告されています。年齢層は20〜60代です。近隣の座間市や瀬谷区でも感染者が報告されています。緊急事態に準じる状況に差しかかっていると考え、マスクの着用と三密の回避をあらためて励行していただくようにお願い申し上げます。

 某スーパーマーケットや某ドラッグストアで買い物をされた方から、感染していないかどうか気になるとの問い合わせをしばしば受けます。厚生労働省の定める濃厚接触者の定義は、「感染者(発症2日前から入院等を要した日まで)と近距離(約1m以内)で長時間(15分以上)接触した場合」とされています。ただしこの定義に当てはまっても、マスクの有無、三密の状況(発声を伴う行動、対面での接触など)により、感染の可能性は大きく異なります(すなわち、双方がマスクを着用し密接を避けていれば、感染の可能性は低くなります。手指消毒をしていれば、さらに可能性は低くなります)。したがいまして、単に短時間の買い物をしただけであれば、感染のリスクはきわめて低いと考えられます。冷静なご対応をお願いいたします。

2020年7月6日月曜日

2020年7〜8月の診療予定

 2020年7〜8の診療予定についてお知らせいたします。

 7月22日(水)午前、臨時で診療を行います。受付時間は8:30〜12:00です。予防接種も実施いたします。
 7月23日(木)と24日(金)は祝日のため、休診いたします。
 7月25日(土)午前、通常どおり診療を行います。受付時間は8:30〜12:00です。予防接種と乳幼児健診も実施いたします。
 8月14〜15日(金・土)、夏休みをいただきます。臨時休診いたします。

 その他はカレンダーどおりです。水曜と日曜・祝日以外、通常どおり診療いたします。今年は小中学校の夏休みが短縮されるため、当院も夏休みを短縮いたしました。

2020年6月29日月曜日

感染症情報(2020年6月後半)

・ 急性上気道炎(かぜ)と急性胃腸炎が、学校と幼稚園の再開に伴って増えています。急性上気道炎の症状は、鼻水と咽頭痛と発熱です。発熱は短期間で消失し、咳は無いかあっても軽度です。全身状態は比較的良好に保たれます。急性胃腸炎の症状は、嘔吐と下痢です。嘔吐が続いて脱水を起こすケースが稀にあります。
・ 新型コロナウイルス感染症は減りつつありますが、まだ収束には至っていません。神奈川県内で1日数名の感染者が報告されています。大和市内における6月中の感染者は2名でした(50代男性、40代男性。いずれも無症状〜軽症。2名とも6月15日の報告)。[追記:大和市内において、7月2日と3日に各1名の感染者が報告されました。2名とも60代の女性で軽症〜無症状です。] 小児の感染者は報告されていません。小児の感染者は国内でも世界的にも少数です。日本全国で、20歳未満の感染者数は700名前後(全体の約4%)で、死亡例やECMO使用例はありません。小児は新型コロナウイルスに罹りにくく、罹っても重症化しにくいことが特徴です。その理由の一つとして、新型コロナウイルスがヒトの細胞内に侵入する際に結合するACE2(アンギオテンシン転換酵素2型)受容体の発現量が、小児では成人よりも少ないことがあげられています。・ 欧米で川崎病と新型コロナウイルス感染症との関係が疑われていますが、日本および近隣諸国では欧米のような症例の発生は確認されておらず、川崎病と新型コロナウイルス感染症の関係を積極的に示唆できる情報は得られていません。今後の動向を注視していきます。
・ 水ぼうそう、おたふくかぜともに流行はありません。
・ 麻疹が散発的に出ています。今年、神奈川県で1名(全国で12名)の報告があります。風疹も散発的に出ています。今年、神奈川県で7名(全国で79名)の報告があります。麻疹、風疹ともに、感染者の多くはワクチン接種歴がないか不明の成人です。妊婦が風疹に罹ると、赤ちゃんに先天性風疹症候群を生じる危険があります。昨年、4名の報告がありました。1歳と就学1年前の2回、MRワクチンを接種しましょう。成人で風疹ワクチンを一回も接種していないか、一回しか接種していない場合、ぜひ二回接種を行ってください(ただし、女性は妊娠中に接種できません。接種後2ヶ月は避妊が必要です)。風疹の流行を止める唯一の手段はワクチンの普及です。昨年4月から成人男性(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性)を対象とした抗体価測定(無料)とワクチン接種(無料、定期接種)が開始されました。該当する方は検査とワクチンをご考慮ください。当院においても受け付けています。また大和市は、市内在住で19歳以上の女性(妊娠を希望する方。妊婦または妊娠の可能性がある方は除く)とその配偶者に対して、MRワクチン接種の一部公費助成を行っています。当院においても受け付けしています。詳細は大和市役所にお尋ねください。

2020年6月19日金曜日

2020年のインフルエンザワクチン:予約開始は9月5日です

 本年のインフルエンザワクチンの予約枠をお知らせいたします。電話による受付開始は9月5日(土)です。よろしくお願いいたします。

予約枠一覧 ─ 2回接種の場合、4週間の間隔をおいています ─
1 予防接種の時間帯(13:50〜14:30)
 ㋐ 10/8(木), 11/5(木)  ㋑ 10/9(金), 11/6(金)  ㋒ 10/12(月), 11/9(月) ㋓ 10/15(木), 11/12(木) ㋔ 10/16(金), 11/13(金)  ㋕ 10/19(月), 11/16(月) ㋖ 10/22(木), 11/19(木)  ㋗ 10/23(金), 11/20(金)  ㋘ 10/29(木), 11/26(木) ㋙ 10/30(金), 11/27(金)  ㋚ 11/2(月), 11/30(月) 

2 一般診療(平日)の時間帯(8:30〜12:00)(15:00〜17:30)
① 10/8(木), 11/5(木) ② 10/9(金), 11/6(金)  ③ 10/12(月), 11/9(月) ④ 10/13(火), 11/10(火)  ⑤ 10/15(木), 11/12(木)  ⑥ 10/16(金), 11/13(金) ⑦ 10/19(月), 11/16(月)  ⑧ 10/20(火), 11/17(火)  ⑨ 10/22(木), 11/19(木) ⑩ 10/23(金), 11/20(金)  ⑪ 10/27(火), 11/24(火)  ⑫ 10/29(木), 11/26(木) ⑬ 10/30(金), 11/27(金)  ⑭ 11/2(月), 11/30(月)  ⑮ 11/5(木), 12/3(木) ⑯ 11/6(金), 12/4(金)  ⑰ 11/9(月), 12/7(月)  ⑱ 11/10(火), 12/8(火)

3 一般診療(土曜)の時間帯(8:30〜12:00)
ⓐ 10/10, 11/7  ⓑ 10/17, 11/14  ⓒ 10/24, 11/21 ⓓ 10/31, 11/28  ⓔ 11/7, 12/5

4 臨時外来(水曜)(10月21日、11月18日)
⓵ 9:00〜9:40  ⓶ 10:00〜10:40  ⓷ 11:00〜11:40 ⓸ 13:00〜13:40  ⓹ 14:00〜14:40  ⓺ 15:00〜15:40

2020年6月18日木曜日

院内感染防止のために当院が取り組んでいること

皆様の受診時の安心・安全のために、当院は以下の取り組みを行っています。
 1. 職員の健康管理に細心の注意を払っています(就業前検温、体調不良時の就業制限、マスク着用と状況に応じた防護具の使用など)。
 2. 定期的な換気を行っています。
 3. 定期的な什器消毒を行っています。鉛筆、ボード、名札など直接手にされる物は、使用するたびに消毒しています。
 4. 玩具と絵本を一時的に撤去しました。ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。
 5. 予防接種や乳幼児健診の専用の時間帯を設定しています。一般診療の時間帯に来られる場合、別室で待機できるように配慮しています。
 6. 混み合っている時は、駐車場の車内など院外で待機していただけます。院外で待機なさる場合、受付に声をおかけください。
 7. 院内報とホームページで最新情報を発信しています。
 8. 順番待ちシステムをご活用ください。院内での待機時間を減らすことができます。
 9. マスク着用と手指消毒のご協力をお願いしています。
 10. 付き添いの人数制限(子ども1人に保護者1人)をお願いしています。
 11. 海外渡航歴や流行地の滞在歴の申告(事前電話連絡)をお願いしています。
 12. 当院の入口に感染防止に協力をお願いする貼り紙を掲出しています。
  (1) 二週間以内に海外から帰国された方、新型コロナウイルス感染者との接触が疑われる方、集団発生があった場所を訪れた方は、院内に直接入らず、電話でのご連絡をお願いいたします。
  (2) 待合室で適切な間隔(2メートル)を保つために、最小限の人数でご来院ください。一人の子どもに片親だけが付き添う、元気な兄姉は(留守番が可能であれば)自宅にとどまる、等をお願いいたします。
  (3) 咳エチケットの一つとして、マスクの着用をお願いしています。マスクが無いか、マスクを着用できない乳幼児の場合、ハンドタオルやハンカチで口元を覆い、咳やくしゃみの飛沫を散らさぬ工夫をお願いいたします。
  (4) 手指消毒にご協力をお願いいたします。

2020年6月17日水曜日

予防接種は大切です。接種をお勧めいたします

 新型コロナウイルスの流行に伴う外出自粛の影響で、小児のワクチン接種率が低下しています。生後2ヶ月で始める肺炎球菌ワクチンの接種率が70%台に、1歳で行う麻疹・風疹(MR)ワクチンの接種率が50%台に、それぞれ低迷しています。接種率の低下に伴う感染リスクの増大が全世界的に懸念されています(https://www.know-vpd.jp/news/20741.php)。

 ワクチン接種で医療機関を訪れることは、不要不急の外出に当たりません。感染症対策をしっかり行っている医療機関(当院も行っています)であれば安心です。ワクチンをまだ接種していない方は、ぜひ医療機関を訪れてください。ワクチンは、恐ろしい感染症から子どもたちの命を守るために大切な役割を果たしています。

2020年6月14日日曜日

夏のあせも対策

 蒸し暑くなってきたら、汗疹(あせも)で受診する子どもたちが増えてきました。あせも対策の基本は、汗をかいたらそのまま放置しないこと。(1) 外出時は冷たいおしぼりで汗を拭き取る、(2) 帰宅後はシャワーを浴びて服を着替える、(3) シャワー・入浴後は保湿剤でスキンケアを行う、などです。吸湿性がよくて風通しのよい服装も大切です。
 軽いあせも(皮膚と同色の小さいツブツブ)は2〜3日で自然に治りますが、痒みや赤みや大きいツブツブが出てきたら治療が必要です。あせもでお困りの際はどうぞご相談ください。

2020年6月13日土曜日

電話等による再診を行います

 新型コロナウイルス感染症の拡大に際して、電話などを用いた診療の時限的・特例的な取扱いが認められています。
 常用薬を使用中の慢性疾患(気管支喘息、慢性気管支炎、アレルギー性鼻炎・花粉症、アトピー性皮膚炎、夜尿症、便秘症、頭痛など)の方で、現在の病状が安定している場合、電話再診(046-277-3030)や保護者の来院で薬を処方することができます。
 その他、お困りのことがありましたら、ご相談を承ります。
 

大和ウォークスルーPCR検査プレイス(7月11日 改訂版)

 大和市と大和市医師会の共同事業として、新型コロナウイルス感染症が疑われる方(主に軽症者)へのPCR検査を4月28日に開始しました。実施日は月・水・金曜日、時間は17〜19時、場所は大和市役所内の駐車場です。対象は、市内の医療機関で診療を受けて「要検査」と判断された方です。専用の予約伝票と診療情報提供書を医療機関が発行しますので、これを持参の上で受検してください。人が集まることによる感染リスクを避けるために、対象者以外の検査は行いません。ご了承をお願いいたします。検査結果は2〜3日で判明します。結果は主治医から連絡いたします。

 7月7日(火)までに221名の方が受検しました。現時点で陽性者は2名です。

 なお、病状の重い方(高熱、呼吸困難、強い倦怠感など)、重症化のリスクが高い方(高齢者、基礎疾患保有者、妊婦の方など)につきましては、帰国者・接触者相談センターに急いで連絡して指示を仰いでください(045-285-1015、24時間対応)。感染症専門病院に紹介されます。

2020年5月26日火曜日

栄養相談の再開

当院は、第二、四火曜日に江崎グリコ株式会社から派遣される栄養士による栄養相談を行っています。新型コロナウイルスの流行に伴う緊急事態宣言を受けて4〜5月の間、栄養相談を休止していましたが、6月9日(火)から再開の運びになりました。時間は12時45分〜14時、乳幼児健診と併せて行います。栄養相談をご希望なさる方は、窓口または電話(046-277-3030)でお尋ねください。乳幼児健診とは別枠でも承ります。

2020年5月22日金曜日

小児の新型コロナウイルス感染症

 小児の新型コロナウイルス感染症の多くは無症状〜軽症です。ほとんどは自宅安静と風邪の治療で治ります。特別な薬は不要です。ただし急性呼吸不全の徴候が現れたら (息苦しい、ぐったりしている)、躊躇なく医療機関を受診してください。詳しくは「院長のコラム」(2020年5月22日)をご参照ください。

 コロナウイルスは風邪ウイルスの一つですので、一般的な風邪対策が有効です。感染様式は「飛沫感染」と「接触感染」です。麻疹のような「空気感染」はありません(ウイルスが空気に運ばれてフワフワと漂ってくることはありません)。主な対策としては …
 (1) マスク着用 … 咳やくしゃみのある方は、マスクを必ずご着用ください。マスクを着用できない乳幼児は、ハンドタオルなどを口にあてて、飛沫の拡散を防いでください。周囲の人への「優しさと心づかい」が、新型コロナウイルスを撃退するためのキーワードです。
 (2) 手洗い … 流水で20〜30秒間、洗い流します。アルコール消毒も有用です。こまめな手指消毒が、新型コロナウイルスの感染予防の上で最も重要です。
 (3) 十分な休息と睡眠 … これが感染予防の基本です。実は非常に重要です。

 予防接種と乳幼児健診は大切です。できる限り予定どおりに実施してください。予防接種を遅らせることは疾病予防上、望ましくありません。生まれて間もない赤ちゃんは、生後2ヶ月からのスタートダッシュを! 1歳の誕生日を迎えた子どもは、麻疹・風疹などの「お誕生日ワクチン」を!

2020年4月13日月曜日

感染拡大防止のためのお願い

 当院は感染拡大防止に細心の注意を払いながら、平常どおりの診療を行っています。ご来院くださる皆様には、安心・安全な待合室と診察室を維持するために、以下のご協力をよろしくお願い申し上げます。

1. 二週間以内に海外から帰国された方、新型コロナウイルス感染者との接触が疑われる方、集団発生があった場所を訪れた方、発熱と呼吸器症状が4日以上持続している方は、院内に直接入らず、帰国者・接触者相談センターへのご連絡をお願いいたします。帰国者・接触者相談センターの電話番号が4月22日から変更されます(045-285-1015、24時間対応)。新型コロナウイルス感染症専用ダイヤルはそのまま継続されます(045-285-0536、9〜21時)。

2. 待合室で適切な間隔(2メートル)を確保するために、最小限の人数でご来院ください。一人の子どもには片親だけが付き添う、元気な兄姉は(留守番が可能であれば)自宅にとどまる、等のご協力をお願いいたします。4月24日時点で、待合室は空いていますので、十分な間隔をとることができています。室内の換気にも努めています。

3. 咳エチケットの一つとして、マスクの着用をお願いしています。マスクが無いか、マスクを着用できない乳幼児の場合、ハンドタオルやハンカチで口元を覆い、咳やくしゃみの飛沫を散らさぬ工夫をお願いいたします。

4. 予約制(順番待ちシステム)をご活用ください。ご自分の順番が近づいた時点でご来院いただければ、待合室で過ごす時間が短くなります。

5. 予防接種と乳幼児健診は、一般の診療とは別の時間帯に行っています。もしも一般の診療の時間帯に来られる場合、乳幼児は別室で待機できるように配慮いたします。予防接種を遅らせることは、病気に感染する危険を増やすことになります。ぜひ、受けるべき時期にしっかり受けてください。

6. 慢性疾患(気管支喘息、アレルギー性鼻炎・花粉症、アトピー性皮膚炎、夜尿症、便秘症、頭痛など)の治療中で、病状が安定している方につきましては、電話再診などをご利用いただけます。現在の状態を電話で説明していただくか、保護者の方だけが来院して直接説明していただくか … どちらの方式も可です。

2020年4月1日水曜日

乳幼児健診の予約枠を増やしました。土曜日の午前にも行います。

 当院の乳幼児健診(8ヶ月児、1歳6ヶ月児)は、毎週火曜日の午後2〜3時に行っています。第2、4火曜日に栄養士による栄養相談も併設しています。
 このたび、乳幼児健診の枠を土曜日の午前にも拡大しました。これまで平日の受診が難しかった方、火曜日の枠に入れなかった方にも、受診の機会を提供できるようにいたしました。風邪などの感染を避けるために、待合室は一般とは別にいたします。ぜひご利用ください。
 なお、栄養相談のない日(第1、3、5火曜日および土曜日)に健診を受けられる方は、別途、栄養相談の予約を承ります。

* 第一報(4月1日)で「午後」の実施と記しましたが、「午前」の実施に訂正いたします。

2020年3月8日日曜日

インフルエンザ速報 2019/20(第18報)

 神奈川県全域におけるインフルエンザの報告数は、2020年第9週(2月24日〜3月1日)で4.41です(1医療機関で1週間に4.41人という意味です)。前週の5.13よりも減少しています。大和市内は4.00で、前週の5.45よりも減少しています。
 今季、11〜12月にA型の流行があり、冬休みに一時的に沈静した後、1月下旬から再び小流行がありました。2月中旬からA型がしだいに減少し、代わってB型の小流行が続いていました。3月2日に市内の小中学校が一斉に休校になった後、B型も減少しています。現在、ごく一部の幼稚園と保育園でB型が少々見られる程度にまで落ち着いています。当院には1日に1〜2人が来院します。
 今季のインフルエンザの流行規模は昨季の約半分でした。第18報をもちまして、今季のインフルエンザ速報(2019/20)を終了いたします。

2020年2月2日日曜日

新型コロナウイルス感染症(第2報)

 日本における新型コロナウイルスの感染者が20名に達しました(2月2日時点)。この先まだまだ拡大しそうな勢いです。今後の最新情報にご注意ください。正確な情報を信頼できる情報源から得ることが大切です。風説(憶測やデマ)に惑わされてパニックに陥らぬよう、十分にお気をつけください。

 新型コロナウイルス感染症に関して、現時点で判っていることを最新の英論文(New Engl J Med)から引用します。武漢市で最初に発症した425名のデータです。
・潜伏期間は4.1〜7.0日(最大でおおよそ12.5日)
・感染力は強い … 1人の感染者から1.4〜3.9人(インフルエンザと同等)
・小児の感染者は少ない … 15歳未満はゼロ。感染者の平均年齢は59歳。理由は不明

 その他の情報もあげておきます。
・重症者は少ない … 日本における死亡者はゼロ。中国の死亡率だけが突出して高い
・感染しても発症しない人(無症状病原体保有者)がいる

 新型コロナウイルスの感染様式は、感染者の咳やくしゃみの飛沫に含まれるウイルスを吸い込む「飛沫感染」と、飛沫のついたものに手を触れそこから口などに入る「接触感染」です。感染者と衣食住を共にしたり、2メートル以内で会話したりすると、感染の危険性が高まります(濃厚接触といいます)。麻疹や水痘のような「空気感染」の可能性は低く、感染者が立ち寄った場所に行くだけで感染することはまずありません。冷静に対応しましょう。

 コロナウイルスは風邪ウイルスの一つですので、一般的な風邪対策は有効です。ウイルスをうつされない(感染予防)、他人にうつさない(感染拡大予防)ための基本的な対策を以下にあげます。インフルエンザの対策とほぼ変わりありません。
・マスク着用 … 感染予防の効果は限定的です(ウイルスが通過しない特殊なサージカルマスクのみ有効です)。一方で、感染拡大予防としての効果は絶大です。当院を受診される際はマスクを必ずご着用ください。
・手洗い … 感染予防になります。20秒間ほど洗いましょう。コロナウイルスは人体を離れて物体に付着したまま24時間ほど生存できるようです。したがって、電車の釣り革、エレベーターのボタンに触れた後など、こまめに手洗いするとよいです。アルコール消毒も有効です。
・うがい … 効果は限定的ですが、感染予防になります。こまめにしましょう。
・十分な休息と睡眠 … これが風邪対策の基本です。実は非常に重要です。

 神奈川県は新型コロナウイルスに関する電話相談窓口を設けました。連絡先は045-285-0536です。平日8時30分から17時15分、土日休日10時から16時に受け付けています。

 発熱と呼吸器症状があって、武漢市への渡航歴があるか、「武漢市への渡航歴があり発熱かつ呼吸器症状を有する人」と接触歴のある人は、新型コロナウイルス感染症の疑い例になりますので、医療機関を直接受診せず、必ず事前に医療機関や保健所に電話連絡して指示を仰いでください。大和市域では厚木保健福祉事務所大和センター(046-261-2948)が電話相談の窓口になります。

追記:第三報を「院長のコラム」に掲示しました(2月12日)。ご参考になさってください。