2018年12月14日金曜日

風疹が急増しています(第二報)

 風疹患者数は今なお増え続け、今年の累積患者数は全国で2452人(神奈川県内で343人)です。中でも30〜50代の男性が約7割を占め、20代の男女がこれに続きます(約2割)。ワクチン接種歴は「なし」か「不明」が大多数です。
 現在の状況は、前回に流行した2012〜13年と似ています。このときは先天性風疹症候群が45人を数えました。先天性風疹症候群は、生まれつきの心疾患・難聴・白内障などを伴う重い病気です。根本的な治療法はありません。ワクチンが唯一の予防法です。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要です。ワクチン未接種または一回のみ接種の成人(妊婦は除く)は、ワクチン接種を積極的に行いましょう。
 ・ 神奈川県は風疹抗体価の測定(血液検査)の費用助成を行っています。
 ・ 大和市は風疹ワクチン接種の費用助成を行っています。
 助成の対象には条件があります。詳細は窓口(受付)でお尋ねください。