2019年10月19日土曜日

インフルエンザワクチンの予約(再)

 インフルエンザワクチンの予約枠に若干の空き(10名前後)が出ましたので、ご希望の方のお電話をお待ちしています。枠が埋まりしだい締め切らせていただきます。

2019年10月17日木曜日

10月22日(火)は祝日です

 10月22日は国民の祝日のため、当院も休診になります。ご承知のほどをよろしくお願いいたします。

感染症情報(2019年10月前半)

・ かぜ(上気道炎)が流行しています。主な症状は咳と鼻水で、短期間の発熱を伴うことがあります。
・ 溶連菌による咽頭扁桃炎(のどかぜ)が流行しています。主な症状は発熱と咽頭痛です。
・ アデノウイルスによる咽頭扁桃炎も流行しています。結膜炎を伴うことがあります。
・ 手足口病の発生件数は大幅に減っています。
・ インフルエンザA型が大和・座間市内の小学校で散発的に発生しています。地域全体に広がる兆しは見られません。当面は局地的な発生にとどまると思われます。
・ 百日咳が幼児・学童の間で散見されます。主な症状は長引く激しい咳です。今年、全国で10110人の報告があります。年齢別では、5歳未満は14%にとどまり、5〜15歳が52%、20歳以上の成人が34%を占めています。年長児や成人が百日咳にかかった場合、風邪と見分けることが難しく、感染を広げる可能性があります。生後6ヶ月未満の乳児が発症すると呼吸困難になるなど、重症化する危険性が高いです(生命を危うくすることもあります)。長引く激しい咳(特に、咳き込んで吐きそうになる、夜間の睡眠が妨げられるなど)がある方は、百日咳の可能性も疑い、早めに受診してください。
・ 胃腸炎が流行しています。主な症状は発熱、嘔吐、下痢です。
・ RSウイルスによる細気管支炎が乳幼児の間で流行しています。咳き込みが悪化して呼吸が苦しそうになったら、早めに医療機関を受診してください。
・ 水ぼうそうが散発的に発生しています。おたふくかぜの流行はありません。どちらもワクチンの二回接種(初回は1歳時)をお勧めいたします。
・ 麻疹の発生報告が昨年末から続いています。今年、神奈川県で90件(全国で719件)の報告があります。10月4日に大和市内で1例の報告がありました(19歳、ワクチン非接種)。過去10年で最多ペースの増加です。感染者の多くはワクチン接種歴がないか不明の成人です。ワクチン接種前の1歳未満児の罹患も報告されています。麻疹が疑われる症状(ワクチン未接種、接触歴あり、発熱・発疹・咳・鼻水・目の充血など)が出た場合、院内感染を防ぐため、前もってクリニックに電話した上で受診してください。
・ 風疹が昨年8月以来、関東地方を中心に流行中です。今年、神奈川県で281件(全国で2222件)の報告があります。この先も流行の拡大が予想されています。感染者の多くはワクチン接種歴がないか不明の成人です。妊婦が風疹に罹ると赤ちゃんに先天性風疹症候群を生じる危険があります。2019年に入り、先天性風疹症候群の赤ちゃんが3人報告されています。前回、2013〜14年の流行時は、先天性風疹症候群の赤ちゃんが45人報告されました(うち11人は合併症で死亡しました)。風疹ワクチンを一生のうち二回接種していれば、風疹にかかることはほとんどありません。お腹の中の赤ちゃんも安全に守られます。1歳と就学1年前の二回、MRワクチンを定期接種しましょう。成人で風疹ワクチンを一回も接種していないか、一回しか接種していない場合、ぜひ二回接種を行ってください(ただし、女性は妊娠中に接種できません。接種後2ヶ月は避妊が必要です)。風疹の流行を止める唯一の手段はワクチンの普及です。本年4月から成人男性(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性)を対象とした抗体価測定(無料)とワクチン接種(無料、定期接種)が開始されました。該当する方は検査とワクチンをご考慮ください。当院においても受け付けています。また大和市は、市内在住で19歳以上の女性(妊娠を希望する方。妊婦または妊娠の可能性がある方は除く)とその配偶者に対して、MRワクチン接種の一部公費助成を行っています。当院においても受け付けしています。詳細は大和市役所にお尋ねください。

2019年10月8日火曜日

インフルエンザ速報2019〜20(第一報)

 10月7日、大和市立柳橋小学校6年生の1クラスが学級閉鎖になりました。10名前後のインフルエンザA型感染者がいるようです。
 大和市の他地域ではまだ発生が報告されていません。本格的な流行は、年末か年明けからと予想されます。
 インフルエンザは感染者の咳、くしゃみ、唾液などの飛沫を吸い込むことで感染します。予防のために手洗いを励行し、人が多く集まる場所には注意しましょう。また、咳やくしゃみが出る人は、他人にかからないように咳エチケットをこころがけましょう。 

【続報】柳橋小学校での感染拡大は回避されたようです。しかし大和市内の他の小学校でも散発的な発生が見られています。地域全体への拡大はまだ見られません。(10月17日)

2019年10月1日火曜日

インフルエンザワクチンの予約を終了いたします

 9月5日(木)にインフルエンザワクチンの予約を開始しましたところ、10月1日(火)をもちまして予約枠552名分がすべて埋まりました。本日、予約を終了させていただきます。ご希望に沿えなかった皆様には心よりお詫び申し上げます。なお、キャンセルが出た場合は、あらためて少数の予約を承ることがございます。その場合はホームページ「お知らせ」に掲示いたします。
 今年度のインフルエンザワクチンの料金は、10月1日を過ぎましても消費税8%の設定で頂戴しております。

2019年9月26日木曜日

ロタウイルスワクチンが定期接種化されます(ただし1年後です)

 厚生労働省は、ロタウイルスワクチンを2020年10月から定期接種とする方針を決めました。原則として無料で接種できます。2020年8月以降に生まれた0歳児が対象となります。

2019年4月15日月曜日

視機能検査を導入いたします

[1] 乳幼児健診(8ヶ月児、1歳6ヶ月児)における視機能検査
 子どもの弱視は2〜3%の確率で生じます。弱視の95%は早期発見・早期治療により改善が見込まれます。
 当院は2019年4月から乳幼児健診において、機器を使用した視機能検査を実施いたします。近視、遠視、乱視、斜視、不同視、瞳孔不同を調べることができます。子どもへの身体的負担は一切ありません。また、検査にかかる費用はありません。

[2] 一般診療における視機能検査
 一般診療におきましても目に関する心配事のご相談を承ります。以下の症状が気になる方はお申し出ください。
  ・視線が合わない
  ・目の位置や動きが気になる
  ・片目を隠すと嫌がる
  ・ものを近くで見ようとする
  ・ものを見るとき、顔を傾ける
  ・ものを見るとき、目を細める
  ・ものを見るとき、上目遣いになる
  ・横目でものを見る
  ・明るい戸外で片目をつぶる
 視機能異常が疑われる場合、検査費が発生いたします。ご了承をお願い申し上げます。

2019年4月10日水曜日

風疹の第5期定期予防接種が始まりました

 2018年夏以降、風疹が流行しています。感染者の96%が成人で、男性は女性の約4.5倍、特に30〜40代の男性に多いことが報告されています。さらに女性では20〜30代が多く、先天性風疹症候群の発生が懸念されます。2012〜13年の流行時は、45人の先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれました。先天性風疹症候群の発生を防ぐ唯一の方法はワクチンの接種です。
 2019年4月1日時点で40〜57歳 (1962年4月2日〜1979年4月1日生まれ) の男性は、他の世代よりも風疹に対する免疫の保有率が低く、このことが風疹流行の原因になっています。そこで、この世代の男性を対象に、風疹の抗体検査とワクチン接種が費用の自己負担なく受けられる事業が、国 (厚生労働省)の事業として始まりました。風疹の第5期定期予防接種といいます。
 対象の男性は、まず血液を採取して、風疹に対する免疫の有無を調べる抗体検査を行います。その結果、免疫が十分でないことが判明したら、ワクチンを受けることができます。自治体からクーポン券が送られてきましたら、まずは医療機関にご相談ください。当院も本事業に参加しています。
 なお大和市は独自に、本事業の対象外の方に対する風疹予防接種の一部公費助成を行っています。ワクチン接種に際し、抗体検査は必須ではありません。対象者は、大和市在住の19歳以上の方で、妊娠を希望する女性、ならびに妊婦の夫です (妊婦は接種できません)。詳細は市役所にお問い合わせください。

2019年1月20日日曜日

抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」の使用に関する当院の方針について

 新規の抗インフルエンザ薬である「ゾフルーザ」が脚光を浴びています。一回の服用で効く、従来の抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザなど)よりも切れ味が良い(良さそうだ)、何よりも新しいのがいい! などの利点が強調されています。おかげで売れ行きが良すぎて品不足に陥っている有様です。
 しかし本当に良いことばかりなのでしょうか?  罹病期間の短縮はタミフルと変わりありません。ウイルス排泄期間の短縮はタミフルよりも優れていますが、飛沫予防策の期間は変わりません。なによりも最大の欠点は、治療中に10%以上の確率でインフルエンザウイルスが耐性化する可能性が指摘されていることです。とくに小児では23%と高率です。耐性ウイルスに感染した場合、罹病期間もウイルス排泄期間もタミフルより長くなります(ほとんど効いていないのと同じことになります)。薬剤耐性化の傾向は A/H3N2型(香港型)で顕著です。今季ここまでA/H1N1型(いわゆる新型)が流行の中心でしたので、耐性化は大きな問題になりませんでしたが、今後A/H3N2型が流行した時にどうなるか心配です。また別の欠点として、薬価(値段)がタミフルの2倍近いことも挙げられます。
 以上の理由から、当院は今季、ゾフルーザの積極的な使用を控えています。従来の実績を踏まえて、タミフル、リレンザ、イナビルを第一選択薬にします。散剤(タミフル)がどうしても飲めない、吸入薬(リレンザ、イナビル)がどうしても吸えない、という小児に限って錠剤のゾフルーザを処方します。
 ゾフルーザは間違いなく良い薬です。今後のインフルエンザ治療薬の中心的存在になる可能性は大いにあります。耐性化のリスクが予想よりも低く、コストが下がれば、当院でも来季以降は積極的に採用してよいかなと考えています。