2020年4月1日水曜日

乳幼児健診の予約枠を増やしました。土曜日の午前にも行います。

 当院の乳幼児健診(8ヶ月児、1歳6ヶ月児)は、毎週火曜日の午後2〜3時に行っています。第2、4火曜日に栄養士による栄養相談も併設しています。
 このたび、乳幼児健診の枠を土曜日の午前にも拡大しました。これまで平日の受診が難しかった方、火曜日の枠に入れなかった方にも、受診の機会を提供できるようにいたしました。風邪などの感染を避けるために、待合室は一般とは別にいたします。ぜひご利用ください。
 なお、栄養相談のない日(第1、3、5火曜日および土曜日)に健診を受けられる方は、別途、栄養相談の予約を承ります。

* 第一報(4月1日)で「午後」の実施と記しましたが、「午前」の実施に訂正いたします。

2020年3月31日火曜日

感染症情報(2020年3月後半)

・ かぜ(上気道炎)、溶連菌感染症、胃腸炎、インフルエンザは、全国一斉休校と春休みの影響により、小中学生の間でほとんど見なくなりました。保育園では、かぜが散発しています。
・ 新型コロナウイルスに関して、現在の神奈川県はフェーズ0です(フェーズ1が移行期、フェーズ2が蔓延期)。しかし感染者数は緩やかに増加しつつあり、今後も十分な警戒が必要です。咳エチケットを守ること、ウイルスをやり取りしやすい「密閉空間(むんむん)、密集場所(ぎゅうぎゅう)、密接場面(がやがや)」の三条件を避けること、各自が体調をしっかり管理して不調時は無理しないことが、感染拡大防止に必須です。
・水ぼうそうが散発的に発生しています。おたふくかぜの流行はありません。
・麻疹の流行は一段落したようです。今年、神奈川県での報告はありません(全国で9件あります)。
・風疹の流行が一昨年8月から続いています。今年、神奈川県で7件(全国で73件)の報告があります。
・麻疹、風疹ともに、感染者の多くはワクチン接種歴がないか不明の成人です。妊婦が風疹に罹ると、赤ちゃんに先天性風疹症候群を生じる危険があります。昨年、4件の報告がありました。1歳と就学1年前の2回、MRワクチンを接種しましょう。成人で風疹ワクチンを一回も接種していないか、一回しか接種していない場合、ぜひ二回接種を行ってください(ただし、女性は妊娠中に接種できません。接種後2ヶ月は避妊が必要です)。風疹の流行を止める唯一の手段はワクチンの普及です。昨年4月から成人男性(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性)を対象とした抗体価測定(無料)とワクチン接種(無料、定期接種)が開始されました。該当する方は検査とワクチンをご考慮ください。当院においても受け付けています。また大和市は、市内在住で19歳以上の女性(妊娠を希望する方。妊婦または妊娠の可能性がある方は除く)とその配偶者に対して、MRワクチン接種の一部公費助成を行っています。当院においても受け付けしています。詳細は大和市役所にお尋ねください。



2020年3月8日日曜日

インフルエンザ速報 2019/20(第18報)

 神奈川県全域におけるインフルエンザの報告数は、2020年第9週(2月24日〜3月1日)で4.41です(1医療機関で1週間に4.41人という意味です)。前週の5.13よりも減少しています。大和市内は4.00で、前週の5.45よりも減少しています。
 今季、11〜12月にA型の流行があり、冬休みに一時的に沈静した後、1月下旬から再び小流行がありました。2月中旬からA型がしだいに減少し、代わってB型の小流行が続いていました。3月2日に市内の小中学校が一斉に休校になった後、B型も減少しています。現在、ごく一部の幼稚園と保育園でB型が少々見られる程度にまで落ち着いています。当院には1日に1〜2人が来院します。
 今季のインフルエンザの流行規模は昨季の約半分でした。第18報をもちまして、今季のインフルエンザ速報(2019/20)を終了いたします。

新型コロナウイルス感染症への対応

 新型コロナウイルス感染症への対応(最新版、3月7日時点)を「院長のコラム」に掲載しました。ご参照ください。

 新型コロナウイルス感染症は、無症状・軽症から重症肺炎や死亡に至るケースまで程度はさまざまですが、多くは無症状〜軽症です。高齢の方や基礎疾患 (免疫不全、呼吸器疾患など) を持つ方は、重症化のリスクがあります。3月7日現在、国内で小児の感染者は少数にとどまり、重症化した事例は報告されていません。

 コロナウイルスは風邪ウイルスの一つですので、一般的な風邪対策は有効です。感染様式は「飛沫」と「接触」です。麻疹のような「空気感染」はありません。
 ・マスク着用 … 感染予防の効果は限定的ですが、感染拡大予防になります。咳やくしゃみのある方は、マスクを必ずご着用ください
 ・手洗い … 感染予防になります。こまめに洗いましょう。20秒くらいは必要です
 ・うがい … 効果は限定的ですが、感染予防になります。こまめにしましょう
 ・十分な休息と睡眠 … これが基本です。実は非常に重要です

 診断用のPCR検査が3月6日付で保険適用になりましたが、実施できるのは感染防護体制が整った感染専門病院のみです。一般の医療機関では検査できません。感染専門病院への受診・検査の適否は、帰国者・接触者相談センターの判断に委ねられます。風邪症状や発熱が2日以上続く場合、または息苦しさ (呼吸困難) や強い倦怠感が現れた場合、同センターにご連絡ください。基礎疾患を持つ小児は、さらに早めに連絡してください。感染者との接触歴がある場合も、同センターにご連絡ください。

 軽症者が一般の医療機関を受診した場合、診断を確定する検査はできませんし、治療は通常の風邪の対症療法と同じです (新型コロナウイルスの特効薬はありません)。現時点で、風邪の原因の大半は通常の (季節性の) ウイルス感染症と考えられます。

2020年2月2日日曜日

新型コロナウイルス感染症(第2報)

 日本における新型コロナウイルスの感染者が20名に達しました(2月2日時点)。この先まだまだ拡大しそうな勢いです。今後の最新情報にご注意ください。正確な情報を信頼できる情報源から得ることが大切です。風説(憶測やデマ)に惑わされてパニックに陥らぬよう、十分にお気をつけください。

 新型コロナウイルス感染症に関して、現時点で判っていることを最新の英論文(New Engl J Med)から引用します。武漢市で最初に発症した425名のデータです。
・潜伏期間は4.1〜7.0日(最大でおおよそ12.5日)
・感染力は強い … 1人の感染者から1.4〜3.9人(インフルエンザと同等)
・小児の感染者は少ない … 15歳未満はゼロ。感染者の平均年齢は59歳。理由は不明

 その他の情報もあげておきます。
・重症者は少ない … 日本における死亡者はゼロ。中国の死亡率だけが突出して高い
・感染しても発症しない人(無症状病原体保有者)がいる

 新型コロナウイルスの感染様式は、感染者の咳やくしゃみの飛沫に含まれるウイルスを吸い込む「飛沫感染」と、飛沫のついたものに手を触れそこから口などに入る「接触感染」です。感染者と衣食住を共にしたり、2メートル以内で会話したりすると、感染の危険性が高まります(濃厚接触といいます)。麻疹や水痘のような「空気感染」の可能性は低く、感染者が立ち寄った場所に行くだけで感染することはまずありません。冷静に対応しましょう。

 コロナウイルスは風邪ウイルスの一つですので、一般的な風邪対策は有効です。ウイルスをうつされない(感染予防)、他人にうつさない(感染拡大予防)ための基本的な対策を以下にあげます。インフルエンザの対策とほぼ変わりありません。
・マスク着用 … 感染予防の効果は限定的です(ウイルスが通過しない特殊なサージカルマスクのみ有効です)。一方で、感染拡大予防としての効果は絶大です。当院を受診される際はマスクを必ずご着用ください。
・手洗い … 感染予防になります。20秒間ほど洗いましょう。コロナウイルスは人体を離れて物体に付着したまま24時間ほど生存できるようです。したがって、電車の釣り革、エレベーターのボタンに触れた後など、こまめに手洗いするとよいです。アルコール消毒も有効です。
・うがい … 効果は限定的ですが、感染予防になります。こまめにしましょう。
・十分な休息と睡眠 … これが風邪対策の基本です。実は非常に重要です。

 神奈川県は新型コロナウイルスに関する電話相談窓口を設けました。連絡先は045-285-0536です。平日8時30分から17時15分、土日休日10時から16時に受け付けています。

 発熱と呼吸器症状があって、武漢市への渡航歴があるか、「武漢市への渡航歴があり発熱かつ呼吸器症状を有する人」と接触歴のある人は、新型コロナウイルス感染症の疑い例になりますので、医療機関を直接受診せず、必ず事前に医療機関や保健所に電話連絡して指示を仰いでください。大和市域では厚木保健福祉事務所大和センター(046-261-2948)が電話相談の窓口になります。

追記:第三報を「院長のコラム」に掲示しました(2月12日)。ご参考になさってください。

2019年9月26日木曜日

ロタウイルスワクチンが定期接種化されます(ただし1年後です)

 厚生労働省は、ロタウイルスワクチンを2020年10月から定期接種とする方針を決めました。原則として無料で接種できます。2020年8月以降に生まれた0歳児が対象となります。

2019年4月15日月曜日

視機能検査を導入いたします

[1] 乳幼児健診(8ヶ月児、1歳6ヶ月児)における視機能検査
 子どもの弱視は2〜3%の確率で生じます。弱視の95%は早期発見・早期治療により改善が見込まれます。
 当院は2019年4月から乳幼児健診において、機器を使用した視機能検査を実施いたします。近視、遠視、乱視、斜視、不同視、瞳孔不同を調べることができます。子どもへの身体的負担は一切ありません。また、検査にかかる費用はありません。

[2] 一般診療における視機能検査
 一般診療におきましても目に関する心配事のご相談を承ります。以下の症状が気になる方はお申し出ください。
  ・視線が合わない
  ・目の位置や動きが気になる
  ・片目を隠すと嫌がる
  ・ものを近くで見ようとする
  ・ものを見るとき、顔を傾ける
  ・ものを見るとき、目を細める
  ・ものを見るとき、上目遣いになる
  ・横目でものを見る
  ・明るい戸外で片目をつぶる
 視機能異常が疑われる場合、検査費が発生いたします。ご了承をお願い申し上げます。