2026年8月20日木曜日

感染症情報(2026年8月前半)

 手足口病が8月前半も多くみられました。7月後半と比較すると患者さんの数は減ってきていますが、引き続きご注意ください。年齢の中心は1〜4歳の園児です。ご兄弟やご家族内で感染が広がるケースもみられます。

 症状は発熱、咽頭痛、丘疹が特徴的ですが、熱が出ない場合や発疹が少ない場合もあります。発熱は40度近い高熱が、3日前後と比較的短い期間認めるのが特徴です。熱から間もない時期は特徴的な口内炎や丘疹がまだ出現しておらず、「咽頭炎」や「かぜ」と言われることがあります。咽頭痛は発熱に先行することもありますし、発熱から1,2日遅れて認めることもあります。発熱後に咽頭を観察すると、口蓋帆という喉の奥の方に口内炎を認めます。発熱から少し日が経って、あるいは解熱後に手のひらや足の裏、口の周り、膝や肘、臀部などに赤い発疹や水疱が現れることが特徴です。ほとんどの方は丘疹は1週間程度で自然に改善しますが、丘疹がひどくなると浸出液が付着することがあります。二次性感染の可能性もありますので、じゅくじゅくするようであれば受診をご検討下さい。また、ごくまれに髄膜炎や脳炎などの合併症を起こすことがあります。ぐったりしている、繰り返し嘔吐する、呼びかけへの反応が悪いなどの症状がある場合はすぐにご受診ください。

・水痘(水ぼうそう)が散見されます。ワクチン接種済みの方は水疱が数える程度と少ないこともあり見逃す恐れがあります。発症初期や皮疹が少ないと手足口病と悩むことがあります。気になる症状がある場合は電話連絡の上ご受診ください。

・胃腸炎が散見されます。嘔吐、下痢、腹痛が主な症状で、時に発熱を伴います。少量ずつこまめな水分補給を心がけてください。漢方薬の五苓散が効くことがありますので、お困りの場合はどうぞご相談ください。ぐったりしている、尿量が少ないなど脱水が疑われる場合は早めにご受診ください。

・インフルエンザAが大和市在住の方にも見られ始めました。周囲の流行情報にご注意ください。症状があるときの咳エチケットや手洗いといった基本的な感染対策を心がけましょう。

・新型コロナウイルス感染症の流行は見られません。

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