2021年1月23日土曜日

子どもたちのストレスに対する当院の取り組み

 新型コロナウイルス感染症の発生から現在に至るまでの約1年間、心身の不調を訴える子どもたちが急増しています。長期間の休校・休園による生活の乱れ、新しい生活様式への戸惑いや不慣れ、親子関係や友人関係の変化、新型コロナウイルスの感染への不安、などが要因としてあげられます。ストレスに起因する身体症状として、頭痛、腹痛、便秘、食欲不振、喉のつかえ感、頻尿、チック、めまい、倦怠感、不眠、昼夜逆転など、精神症状として、無気力、苛々、登校困難、退行現象(過度の甘え、尿失禁など)などがあります。

 当院は、このような悩める子どもたちを数多く診てきましたし、これからも子どもとご家族の支援に力を注ぎたいと考えています。子どもに安心感と元気を与えること、親御さんと一緒に解決法を考えること、必要に応じて薬物療法(西洋薬と漢方薬)を行うこと、重症度と緊急性が高いと判断される場合は専門医(児童精神科)に紹介すること、などが地域の小児医療を担う当院の役割と考えています。どうぞお気軽にご相談にいらしてください。事前にお電話をいただけますと診療が円滑に行えます。ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 また、子どもたちだけではなく、親御さんの育児不安の相談も多く寄せられるようになっています。新型コロナ禍で外出もままならず、母親どうしの連携が薄れる中、わが子の育て方が正しいのかどうか分からなくなったという話をしばしば耳にします。当院は一貫して、親御さんの子育て支援にも力を入れてきました。こちらもどうぞお気軽にご相談ください。

 詳細は、院長のコラム「新型コロナウイルスに伴う子どもの心身症」をご参照ください。http://tamai-kids.blogspot.com/2020/08/blog-post_30.html

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