2022年6月30日木曜日

感染症情報(2022年6月後半)

・急性上気道炎(かぜ)が乳幼児・学童の間で流行しています。主症状は鼻水と咳です。中でもアデノウイルスによる上気道炎が増えています。発熱が35日続くことがあります。

・急性細気管支炎が乳幼児の間で散見されます。RSウイルスなどが原因と推測されます。喘鳴と痰がらみの激しい咳が特徴です。

・急性胃腸炎が乳幼児・学童の間で流行しています。アデノウイルスが主原因と推測されます。主症状は嘔吐、下痢、腹痛で、発熱を伴う場合もあります。

・新型コロナウイルスの大和市内での6月の感染者数は600名でした。5月の1038名に比べて半減していますが、最近1週間は減少の速度が鈍っています。「全国的に増加傾向に転じた」との専門家会議の報告もあり(630日)、感染対策の継続は必要です。現在の流行の中心は2040代で、10歳未満の感染者数は減少しています(幼稚園・保育所・小学校で大規模な流行はありません)。小児の主症状は、13日間の発熱、頭痛、倦怠感、咽頭痛、腹痛・嘔吐で、いずれも「かぜ症状」に該当します。重症化率は低いですが、基礎疾患を持つ小児は要注意です。

・水ぼうそうが小中学生の間で散見されます。おたふくかぜの流行はありません。

・小児の急性肝炎が英国を中心として欧米各国で報告されています。日本では31例が報告されています。感染者の年齢中央値は5歳です。今のところ、急速に拡大する状況ではなさそうです。アデノウイルスとの関連が疑われていますが、現時点では原因とは結論づけられていません。詳細は国立感染症研究所の記事をご参照ください(https://www.niid.go.jp/niid/images/cepr/hepatitis/20220527_NIID_childhepatitis_3.pdf)。

・2021年、麻疹の発生報告は全国で6名、風疹は全国で12名(神奈川県で1名)でした。今年、麻疹の発生報告が1名、風疹の発生報告が2名あります。感染者の多くはワクチン接種歴がないか不明の成人です。妊婦が風疹に罹ると、赤ちゃんに先天性風疹症候群を生じる危険があります。昨年、1名の報告がありました。1歳と就学1年前の2回、MRワクチンを接種しましょう。成人で風疹ワクチンを一回も接種していないか、一回しか接種していない場合、ぜひ二回接種を行ってください(ただし、女性は妊娠中に接種できません。接種後2ヶ月は避妊が必要です)。風疹の流行を止める唯一の手段はワクチンの普及です。成人男性(昭和3742日から昭和5441日までに生まれた男性)を対象とした抗体価測定(無料)とワクチン接種(無料、定期接種)が国の施策により行われています。本制度の期限が2023331日までに延長されました。該当する方は検査とワクチン接種をご考慮ください。当院においても受け付けています。また大和市は、市内在住で19歳以上の妊娠を希望する女性(妊婦または妊娠の可能性がある方は除く)とその配偶者に対して、MRワクチン接種の一部公費助成を行っています。当院においても受け付けしています。接種前に申請が必要です。詳細は大和市役所にお尋ねください。

2022年6月28日火曜日

発熱外来をいったん終了いたします 〜 7月4日 〜

 当院は1月20日以来、午前11時台と午後4時台に「発熱外来」を設置していました。このたび新型コロナウイルス感染者数の減少を受け、72日(土)をもちまして発熱外来をいったん終了いたします。74日(月)以降、発熱している方の専用の時間帯が無くなります。発熱している方もしていない方も、任意の時間帯にご来院ください。

 ただし今後も、発熱している方と発熱以外の疾患の方の接点を避ける(空間的に分ける)施策を継続いたします。熱している方は、事前の電話連絡をお願いいたします。状況に応じて、感染隔離個室や自家用車で待機していただいたり来院時間を指定させていただいたりする場合がありますのでご了承ください。

 院内の換気と消毒作業を十分に実施し安全に万全を期していますので、安心してご来院ください。もし新型コロナウイルス感染症が再流行しましたら、発熱外来をあらためて設置いたします。

2022年6月22日水曜日

夏季休暇の予定

①  812日(金)と13日(土)、臨時休診いたします。定休日と祝日を含め、810日(水)〜 14日(日)に休暇をいただきます。

②  827日(土)と29日(月)、臨時休診いたします。日曜日を含め、827日(土)〜 29日(月)に休暇をいただきます。

その他、臨時休診の予定はございません。

予防接種と乳幼児健診の予約システム 8月1日 運用開始予定

予防接種と乳幼児健診の予約システムを現在、作成中です。現在は窓口か電話から予約をお取りいただいていますが、今後はパソコンやスマホからも「いつでもどこでも」予約をお取りいただけるようになります。8月1日(月)からの運用開始を目指しています。詳細が決まりましたらまたお知らせいたします。

2022年6月15日水曜日

小児への新型コロナウイルスワクチン接種の意義

 厚生労働省の研究班は、5〜11歳の小児を対象とした新型コロナワクチン接種について、抗体獲得性が高く、副反応の発生率が低い、ことを示すデータ公表しました。これらの結果を踏まえ、小児にワクチンを接種する意義はあると結論づけています。

研究班はワクチンを接種した小児106人を対象に調査を行いました。このうち2回目接種から1ヶ月後に血液を検査した38人の免疫抗体価は平均1773で、感染後の小児の最大120に比べて約15倍高いことが明らかにされました。

副反応について、2回目接種を終えた小児62人と20歳以上の成人を比べたところ、38℃以上の発熱は小児4.8%(成人21.3%)、全身倦怠感は小児22.6%(成人68.8%)、頭痛は小児14.5%(成人53.1%)であり、いずれも小児の方が低率であることが示されました。小児用ワクチンの有効成分量が成人より少ないことが副反応の減少に関与すると推測されます。

小児へのワクチン接種によって、感染予防の名目で友人との接触を禁止されたり、隔離されたり、学校での活動を制限されたりすることがなくなり、心理的な圧迫や悪影響が取り除かれることが期待できます。

当院は小児の新型コロナウイルスワクチンを取り扱っています。予約は大和市予約システムを通じて行っていただいています。

2022年6月14日火曜日

新型コロナウイルスワクチン情報 (50) 〜 6月14日 〜

  12歳以上の方の初回接種(1, 2回目)と追加接種(3, 4回目)の予約枠を81日まで設定しています。13回目接種の対象は12歳以上の方、4回目接種の対象は60歳以上の方および18歳以上で基礎疾患を持つ方です。3回目接種、4回目接種ともに、前回接種から5ヶ月以上の間隔が必要です。当院のワクチン接種の時間帯は 月・火・木・金曜日の 930分〜11時 です。なお当院は対象者を65歳以下の方に限らせて頂いています。

 511歳の方の初回接種(1, 2回目)の予約枠を730日まで設定しています。1回目接種から2回目接種まで、3週間以上の間隔が必要です。接種の時間帯は 金曜日の1415分〜1600分、土曜日の 930分〜11 です。

当院の接種予約は「大和市予約システム」を通じて行っています。市役所ホームページをご参照ください。当院の電話や窓口での受付は行っておりません。

2022年5月19日木曜日

日本脳炎ワクチンの供給再開

 日本脳炎ワクチンの出荷調整が長らく続いていましたが、2022年4月から供給が徐々に再開されています。当院ではこれまで、1期接種の方を優先させていただいていましたが、今後は2期接種の方につきましても受付を始めます。ただ供給がまだ安定していませんので、在庫状況によりましては、しばらくの間お待ち頂く場合もありますことを予めご了承ください。

2022年5月2日月曜日

スギ・ヒノキ花粉症情報 (6) 〜 5月2日 〜

 2022年のスギ・ヒノキ花粉情報の第六報(最終版)です。

 今年は2月の寒さの影響により、花粉の飛散時期が2週間ほど遅れました。そのためピークを越えたとはいえ、5月連休まではヒノキ花粉を中心に飛散が続く見込みです。花粉対策はまだ必要です。花粉症用の薬を使用するとともに、花粉の回避に努めましょう。外出時の花粉対策として、マスクと眼鏡は有用です。マスクは花粉量を1/31/6ほど減らします。通常の眼鏡は花粉量を約40%減らします(カバー付き眼鏡は約65%)。

 当院はアレルゲン免疫療法を行っています。花粉症を根本から治そうという取り組みです。院長のコラム「アレルギー性鼻炎を治す舌下免疫療法」をご参照のうえ、お気軽にご相談ください。

 追記(5月14日):5月9日頃までに、本州のほぼ全域にわたり、スギ・ヒノキ花粉の飛散は終了したもようです。

発熱外来(一部変更) 〜 5月2日 〜

 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、当院は2022年1月から「発熱外来」を設けています。発熱されている方、新型コロナウイルス感染症との接触が疑われる方は、事前に電話連絡をされた上で発熱外来をご利用ください。

 発熱外来の時間帯は、午前11時台、午後4時台です。一般外来の混雑状況により時間が前後いたします。電話連絡をいただきましたら、当日の混雑状況を見た上で、ご来院いただく時間を指定いたします。自家用車を利用できる方は、できるだけ自家用車でのご来院をお願いいたします。

 発熱以外の疾患の方は、一般外来で通常どおり診療いたします。発熱外来の時間帯を避けてご来院いただけると幸いです。また、午後1時50分から3時の予防接種と乳幼児健診は、平常どおり行います。発熱外来の最中と前後に換気と消毒作業を十分に実施し安全には万全を期していますので、安心してご来院ください。

2022年4月6日水曜日

栄養相談の新体制

 当院は乳幼児健診に併設して、佐藤佳子様(栄養士)による栄養相談を行ってまいりましたが、20222月に佐藤様は定年退職されました。今後、食事や栄養に関するご質問・ご相談を乳幼児健診や一般診療の場で院長が直接、承ります。また、中北薬品株式会社・栄養管理部と提携し、専門的なご相談について、同社の栄養士の方から書面回答をいただいています。ご希望の方はどうぞお申し出ください。

2022年3月28日月曜日

おたふくかぜワクチンの接種費用の一部助成(綾瀬市)

  綾瀬市では1歳から2歳未満(誕生日前日まで)の方のおたふくかぜワクチンの接種費用を一部(3,000円)助成します。綾瀬市外の医療機関(当院を含む)で接種する場合、綾瀬市役所・健康づくり推進課(保健福祉プラザ)で事前申請が必要です。申請後、約1週間で書類(予診票、依頼書など)が届きます。綾瀬市民の方はどうぞご利用ください

2022年3月15日火曜日

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の積極的勧奨とキャッチアップ接種 〜 2022年4月から 〜

 2022年4月から、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の積極的勧奨が再開されます。接種の対象者は小学6年生から高校1年生の女子です。

 ワクチンの積極的勧奨が中止されていた期間に接種を逃した女性に対し、無料接種の再機会(キャッチアップ接種)が持たれることになりました。開始時期は20224月から、期間は2022年4月〜2025年3月の3年間、対象者は平成9年17年度生まれの女性です。当院は小児科という枠組みにとらわれず、全対象年齢の方々の接種を受け付けいたします。詳細は院長のコラム(2021年11月14日)をご参照ください。

2022年2月2日水曜日

新型コロナウイルス感染症:待機期間の短縮など(ルールの変更)

新型コロナウイルス感染症のルールがいくつか改定・変更されました。

(1) 濃厚接触者の待機期間が7日間に短縮されました。濃厚接触者とは、陽性者の同居者、陽性者との長時間の接触者(互いにマスク着用なしで1m以内、15分以上の接触)と定義されます。家族内に陽性者がいる場合、居室を分ける、マスクを着用するなどの感染対策を講じれば、最終接触日の翌日から7日間で待機期間は終了します。なお、濃厚接触者は以下の点にご留意ください:(a) 健康状態の自己観察、(b) 不要不急の外出を自粛する(食料の買い出しなどを除く)、(c) やむをえず外出する時はマスク着用と手指衛生に努める、(d) 公共交通機関の利用は控える、(e) 出勤、登校・登園、デイサービス・福祉施設などの利用は控える。

(2) 陽性でも無症状の場合、療養期間が7日間に短縮されました。陽性で症状(発熱など)がある場合、発症翌日から10経過し、最後の3日間が無症状であれば、療養期間が終了します。

(3) 自宅で行う抗原定性検査が陽性で、症状が軽ければ、医療機関を受診せずに、神奈川県の健康アシストを受けつつ自宅療養できることになりました。対象者は6〜49歳で基礎疾患の無い方です。詳細は県ホームページをご参照くださいhttps://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/covid19/ms/mt_report.html)。