2022年12月6日火曜日

四種混合ワクチンの接種開始月齢の早期化

 四種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオ)ワクチンの接種開始月齢が、202341日から、生後3ヶ月から生後2ヶ月に変更されます。したがいまして、他のワクチン(ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・ロタ)と同時に接種を始めることができます。

 生後早期に百日咳にかかると生命に危険が及ぶことがあり、四種混合ワクチンの早期化は望ましい措置といえます。

2022年12月5日月曜日

新型コロナウイルスワクチン情報 (63) 〜 12月5日 〜

 12歳以上の方(当院は50歳まで、オミクロン株「BA.4/5」対応、ファイザー製)の予約枠を来年228日まで設定しました。従来株のワクチンを2回以上接種した12歳以上の方が対象です。前回接種から3ヶ月以上の間隔が必要です。接種日時は930分〜11時(12月は火・木曜日、1月は火曜日)です。

 小児用(511歳の方、ファイザー製)の予約枠を来年225日まで設定しました。1回目から2回目まで3週間以上、2回目から3回目まで5ヶ月以上の間隔が必要です(小児用は3ヶ月間隔ではありません)。接種日時は930分〜11時(土曜日)です。

 乳幼児用(6ヶ月〜4歳の方、ファイザー製)の予約枠を来年2月24日まで設定しました。1回目から2回目まで3週間以上、2回目から3回目まで8週間以上の間隔が必要です(乳幼児用は5ヶ月間隔ではありません)。接種日時は、930分〜11時(12月は金曜日、1月は木・金曜日)です。乳幼児用は集団接種がないため、当院における接種枠を1月以降、週2日に増やしました。待合室での混雑を避けるため、予約枠を930分〜10時と10時〜1030分の二つに区切ってあります。

 当院の接種予約は「大和市予約システム」を通じて行っています。市役所ホームページをご参照ください。当院の電話や窓口での受付は行っておりません。

2022年12月4日日曜日

子宮頸がん予防ワクチンが2023年4月に更新されます

 子宮頸がん予防ワクチン(ヒトパピローマウイルス = HPVワクチン)の定期接種が、202341日から更新されます。従来は4価ワクチン(HPV 16, 18, 6, 11型)で、子宮頸がんの70%を防止することができました。今後は9価ワクチン4価に加えてHPV 31, 33, 45, 52, 58型)に変わり、子宮頸がんの90%を防止できるようになります。

 2023331日までに4価ワクチンの1回または2回接種を済まされた方は、残りの回数で9価ワクチンを接種することができます

 定期接種の対象年齢は小学6年〜高校1年です。接種機会を逃した方(199742日〜200641日生まれの女性)も、20253月までの間、定期接種として無料で受けられます。当院は年齢に関わらず、対象となる方にワクチンを接種いたします。

2022年12月1日木曜日

新型コロナウイルス感染症の飲み薬について 2

 新型コロナウイルスの内服薬「ゾコーバ」が緊急承認されました。投与の対象となるのは「12歳以上の重症化リスクが低い軽症・中等症の患者」です。妊婦に使用できず、飲み合わせ禁忌の薬が36種類あるため、注意が必要です。

 ゾコーバを発症から72時間以内に服用すると、症状改善までの時間が短くなるとされています。具体的には、発熱、倦怠感、鼻水・鼻づまり、咽頭痛、咳が、薬を飲まない場合の8日間から、飲んだ場合は7日間に短縮されます。重症化を防止する効果については、未だ確認されていません。治療の選択肢が増えることは喜ばしいですが、軽症者に対しては従来の対症療法で十分かもしれません。中等症では症状の改善に役立つことが期待されます。

 「緊急承認」とは1年間の期限付き免許です。有効性および安全性に係る情報は限られており、使用には説明と文書による同意が求められます。販売当初は登録された医療機関だけが処方できます。当院は登録をしていませんので、現時点では処方できません。今後の使用につきましては、慎重に判断してまいります。

2022年11月29日火曜日

感染症情報(2022年11月後半)

・急性上気道炎(かぜ)が乳幼児・学童の間で流行しています。主症状は鼻水と咳です。

・急性細気管支炎(RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス)の流行はピークを越えました。発生数は減少しています。

・急性胃腸炎(ノロウイルスなど)が増えてきました。主症状は嘔吐、発熱、下痢です。

・新型コロナウイルスは第8波に入りました。感染者数は緩やかに増加しています。当院において、1日あたり17人で推移しています(多くは小中学生で、乳幼児の感染は少ないです)。小児の主症状は13日間の発熱と倦怠感で、咽頭痛、頭痛、咳、嘔気、下痢などを伴うことがあります。いずれも「かぜ症状」に該当します。漢方薬(麻黄湯、葛根湯など)が発熱期間の短縮にしばしば有効です。重症化率はきわめて低いですが、基礎疾患(慢性肺疾患、心疾患、腎疾患、糖尿病など)を持つ小児は要注意です。「新型コロナウイルス感染症の20歳未満の死亡例における疫学調査」が国立感染症研究所から報告されています(https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2559-cfeir/11480-20-2022-8-31.html)。基礎疾患のない症例にも死亡例が出ています。主な死因は、心筋炎、急性脳症、肺炎、多臓器不全などです。死亡例の多くはワクチン未接種でした。ワクチンには重症化阻止効果がありますので、接種を推奨いたします。生後6ヶ月から接種できます。

・新型コロナウイルス感染症による入院理由は、アルファ株やデルタ株の流行時は肺炎・呼吸不全が圧倒的に多く、オミクロン株の流行後の現在は咽頭痛による摂食困難(若年層)と持病の悪化(高齢者層)が大部分です。現在、死亡原因の約9割は持病(心臓、肺、腎臓など)の悪化です。ウイルスの変異とワクチン接種の進展により、重症化の要因が大きく変わっています。

・新型コロナウイルス感染症の日本における致死率は、第4波が1.85%で最も高く、第7波が0.12%で最も低いです。致死率は約15分の1に低下しました。新型コロナウイルスが変異を繰り返して病原性を低下させたこと、ワクチン接種が普及し治療法が進歩したことなどが、低下に関与していると思われます。

・インフルエンザの神奈川県内における定点医療機関からの11月(20日まで)の報告数は28名です。1医療機関で1週間あたり0.010.04人で推移しています。現時点で流行入りの兆候はありませんが、今季、3年ぶりの流行が懸念されています。新型コロナウイルス感染症の発生前(2020年以前)、インフルエンザは毎冬に流行し、国民の約1000万人が感染し、1万人前後が関連死する疾患でした。主な死因は、小児においては急性脳症、高齢者においては肺炎や基礎疾患の悪化です。過去3年間にわたり流行しておらず、免疫を持たない人が増えています。ワクチンには重症化阻止効果がありますので、接種を推奨いたします。新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種間隔に制限はありません。同時接種も可能です。

・水ぼうそう、おたふくかぜの流行はありません。

・麻疹6名、風疹13名が本年、全国で報告されています(神奈川県内の麻疹1名、風疹2名が含まれます)。感染者の多くはワクチン接種歴がないか不明の成人です。妊婦が風疹に罹ると、赤ちゃんに先天性風疹症候群を生じる危険があります。昨年、1名の報告がありました。1歳と就学1年前の2回、MRワクチンを接種しましょう。成人で風疹ワクチンを一回も接種していないか、一回しか接種していない場合、ぜひ二回接種を行ってください(ただし、女性は妊娠中に接種できません。接種後2ヶ月は避妊が必要です)。風疹の流行を止める唯一の手段はワクチンの普及です。成人男性(昭和3742日から昭和5441日までに生まれた男性)を対象とした抗体価測定(無料)とワクチン接種(無料、定期接種)が国の施策により行われています。本制度の期限が2023331日までに延長されました。該当する方は検査とワクチン接種をご考慮ください。当院においても受け付けています。また大和市は、市内在住で19歳以上の妊娠を希望する女性(妊婦または妊娠の可能性がある方は除く)とその配偶者に対して、MRワクチン接種の一部公費助成を行っています。当院においても受け付けしています。接種前に申請が必要です。詳細は大和市役所にお尋ねください。

・小児の急性肝炎が英国を中心として欧米各国で報告されています。日本で67例が報告されています(721日、WHOによる配信)。感染者の年齢中央値は5歳です。続報はほとんど出ておらず、急速に拡大する状況ではなさそうです。アデノウイルスとの関連が疑われていますが、現時点では原因とは結論づけられていません。詳細は630日付の国立感染症研究所の報告をご参照ください(https://www.niid.go.jp/niid/ja/jissekijpn/11255-fetp-3.html)。

2022年11月23日水曜日

年末年始(2022/23年)の診療体制

 年内、1229(木)12時30分まで診療を行います(29日にかぎり、受付終了時刻を30分延長いたします)。

 年末年始に急病に罹られた場合、大和市地域医療センター休日夜間急患診療所046-263-6800をご利用ください。1229の夜から13日まで間、小児科医が交代で当番を務めています。診療時間は912時、1417時、2023時です(12月29日は夜間のみ)。受付は15分前に終了します。なお、玉井の当番日は12月29日です。

 当院の仕事初めは15日(木)です。以後、平常どおり診療いたします。

2022年10月28日金曜日

発熱外来の体制について(改訂版) 〜 10月28日 〜

・発熱外来の予約を電話のみで承ります。通常の順番待ちシステムによる予約(300番台)や直接の来院で承ることはできません。

・発熱外来の開始時刻は、一般外来の込み具合により日々変動します。おおよその目安は、午前11時過ぎ、午後4時過ぎです(遅れる場合もあります)。ご予約を電話で承る際、来院いただく時間をご案内いたします。

・発熱外来の人数に上限を設定させていただきます。午前枠が満杯になりましたら、午後枠にご案内いたします。

・一般外来(非発熱疾患、予防接種・健診など)を午前8時半〜11時、午後34時に行います。時間内にご来院できない方につきましては、発熱外来の終了後に診療いたします。開始時刻のおおよその目安は、午前1145分過ぎ、午後5時過ぎです(遅れる場合もあります)。電話でご確認ください。

・込み合う時期は、電話がつながりにくいことがあります。ご了承をお願いいたします。なお、診療時間前(830分以前)は電話による対応を行っておりません。

ご来院のうえで直接に対面する診療が原則ですが、電話による診療にも対応いたします。

・発熱しているお子様はマスクをご着用ください。マスクを着用できない低年齢の方は、ハンドタオルなどをご持参ください。飛沫感染の防止にご協力をお願いいたします。

2022年10月10日月曜日

新型コロナウイルス感染症の飲み薬について

 新型コロナウイルス感染症に対する経口抗ウイルス薬(飲み薬)のひとつ、「ラゲブリオ・カプセル」の一般流通が916日に開始されました。投与の基本条件は、① 発症から5日以内、② 18歳以上、③ 妊婦または妊娠の可能性がない、です。さらに部分条件として、重症化リスク因子61歳以上、活動性の癌、慢性腎臓病、慢性閉塞性肺疾患、高度肥満、重篤な心疾患、糖尿病、ダウン症候群、脳神経疾患、コントロール不良のHIV感染症、重度の肝疾患、臓器移植後・骨髄移植後のいずれか]  を有する方です。処方に際しては、十分な説明と文書による同意が必要とされます。

当院は小児科クリニックですので、ラゲブリオ・カプセルを扱っておりません。ご了承をお願い申し上げます。

2022年9月28日水曜日

新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種間隔

 新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種間隔に制約はありません。同時接種・同日接種ができます。12日の短い間隔でも接種できます。

新型コロナワクチンと他のワクチン(インフルエンザワクチン以外)は、2週以上の間隔が必要です。

2022年9月8日木曜日

新型コロナ関連のルール変更 〜 9月7日 〜

 新型コロナウイルス関連のルールが改定・変更されました(97日)。

(1) 感染者の自宅療養期間が10日間から7日間に短縮されました。無症状の場合、療養期間は7日間ですが、5日目の検査で陰性なら自宅療養を解除できます。

(2) 自宅療養期間中の外出制限が緩和されます。無症状者は最初から、有症状者は症状消失24時間後から、食料品や生活必需品の買い物など短時間の外出が許されます。マスクを着用し公共交通を利用しないことが条件です。

(3) 濃厚接触者の待機期間は従来どおり5日間です。抗原定性検査で2日目と3日目に連続して陰性を確認できれば、3日目に待機を解除できます。濃厚接触者の定義は、陽性者の同居者、陽性者との長時間の接触者(互いにマスク着用なしで1m以内、15分以上の接触)です。

(4) オミクロン対応の新ワクチンは、最初に高齢者などの4回目接種、10月半ば以降は12歳以上のすべて方の3, 4回目接種が対象となる予定です。

2022年8月3日水曜日

予防接種と乳幼児健診:インターネット予約システム 開始(8月1日)

 予防接種と乳幼児健診がインターネット予約できるようになりました。いつでもどこでも予約できます。ご不明の点は窓口または電話でご相談を承ります。詳細はトップページ「予約について」をご参照ください。

2022年6月15日水曜日

小児への新型コロナウイルスワクチン接種の意義

 厚生労働省の研究班は、5〜11歳の小児を対象とした新型コロナワクチン接種について、抗体獲得性が高く、副反応の発生率が低い、ことを示すデータ公表しました。これらの結果を踏まえ、小児にワクチンを接種する意義はあると結論づけています。

研究班はワクチンを接種した小児106人を対象に調査を行いました。このうち2回目接種から1ヶ月後に血液を検査した38人の免疫抗体価は平均1773で、感染後の小児の最大120に比べて約15倍高いことが明らかにされました。

副反応について、2回目接種を終えた小児62人と20歳以上の成人を比べたところ、38℃以上の発熱は小児4.8%(成人21.3%)、全身倦怠感は小児22.6%(成人68.8%)、頭痛は小児14.5%(成人53.1%)であり、いずれも小児の方が低率であることが示されました。小児用ワクチンの有効成分量が成人より少ないことが副反応の減少に関与すると推測されます。

小児へのワクチン接種によって、感染予防の名目で友人との接触を禁止されたり、隔離されたり、学校での活動を制限されたりすることがなくなり、心理的な圧迫や悪影響が取り除かれることが期待できます。

当院は小児の新型コロナウイルスワクチンを取り扱っています。予約は大和市予約システムを通じて行っていただいています。

2022年5月19日木曜日

日本脳炎ワクチンの供給再開

 日本脳炎ワクチンの出荷調整が長らく続いていましたが、2022年4月から供給が徐々に再開されています。当院ではこれまで、1期接種の方を優先させていただいていましたが、今後は2期接種の方につきましても受付を始めます。ただ供給がまだ安定していませんので、在庫状況によりましては、しばらくの間お待ち頂く場合もありますことを予めご了承ください。

2022年3月28日月曜日

おたふくかぜワクチンの接種費用の一部助成(綾瀬市)

  綾瀬市では1歳から2歳未満(誕生日前日まで)の方のおたふくかぜワクチンの接種費用を一部(3,000円)助成します。綾瀬市外の医療機関(当院を含む)で接種する場合、綾瀬市役所・健康づくり推進課(保健福祉プラザ)で事前申請が必要です。申請後、約1週間で書類(予診票、依頼書など)が届きます。綾瀬市民の方はどうぞご利用ください

2022年3月15日火曜日

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の積極的勧奨とキャッチアップ接種 〜 2022年4月から 〜

 2022年4月から、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の積極的勧奨が再開されます。接種の対象者は小学6年生から高校1年生の女子です。

 ワクチンの積極的勧奨が中止されていた期間に接種を逃した女性に対し、無料接種の再機会(キャッチアップ接種)が持たれることになりました。開始時期は20224月から、期間は2022年4月〜2025年3月の3年間、対象者は平成9年17年度生まれの女性です。当院は小児科という枠組みにとらわれず、全対象年齢の方々の接種を受け付けいたします。詳細は院長のコラム(2021年11月14日)をご参照ください。