2021年2月22日月曜日

新型コロナウイルスワクチン情報 (2)

  新型コロナワクチンの接種が217日に始まりました。ワクチンの有効性のみならず安全性に対する関心が今後いっそう高まると思います。「新型コロナワクチンの副反応の報道をどのように捉えればよいか」について、優れた論説が出ています。玉井も本論説の内容に全面的に同意します。どうぞご一読ください。

 https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210221-00223746/

2021年2月18日木曜日

スギ・ヒノキ花粉情報2021(2)

 2021年のスギ・ヒノキ花粉情報の第二報です。

 花粉飛散量の予測値は、前年68月の最高気温、日射量などをもとに計算されます。東日本における今年の飛散量は「おおむね平年より少ないものの、昨年より多い」と予想されています。

 21516日にスギ花粉の飛散量が一気に増えたようです。目のかゆみ、鼻水、鼻づまり、くしゃみを訴えて当院に来られる患者さんが急増しています。私も15日夜から目のかゆみが始まりました。当院はスギ花粉症の治療を行っています。お悩みの方はぜひご相談ください。

 当院はまた、アレルゲン免疫療法を行っています。花粉症を根本から治そうという取り組みです。毎年の花粉症にお悩みの方はどうぞご相談くださいhttp://tamai-kids.blogspot.com/2020/11/blog-post.html

2021年2月14日日曜日

新型コロナウイルスワクチン情報(1)

 新型コロナウイルスワクチン(ファイザー製)が214日、日本で正式に承認されました。国内の日本人に行われた治験で、ウイルスの働きを抑える中和抗体の増加が海外の治験と同程度に確認された一方、副反応の疑いがある重篤な有害事象は特段、見られなかったということです。ただし、ワクチンの成分に重いアレルギーを有する人は接種不適当とされています。妊娠中の女性や体力が落ちている高齢者については、有益性が危険性を上回ると判断される場合に接種可能とされています。なお、新型コロナウイルスワクチンに関する優れた解説記事がYahooのウェブサイトに掲載されていますので、ぜひご参照ください(https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210214-00222168/)。

 当院もワクチン接種を行う施設として、神奈川県に登録を済ませています。65歳以上の方々への接種開始は41日以降の予定です。当院かかりつけの子どもたちのご家族をはじめとして、ご希望される皆様に接種できるように準備を進めてまいります。

 世界最速のペースで接種が進むイスラエルでは、国民の約4割が12回の接種を終えました。優先接種の対象となった高齢者や基礎疾患保有者で、発症の劇的な低下が見られています。現時点で、ワクチンの有効率は93%と報告されています。接種部位の痛みや腫れは起こりえますが、重篤な副反応はほぼありません。管理された臨床試験ではない「実戦」の場でも、ワクチンの有効性が示されたことになります。今後は集団免疫の獲得により、新型コロナウイルスの流行が抑えられることが大いに期待されます。

2021年2月13日土曜日

感染症情報(2021年2月前半)

・急性上気道炎(かぜ)が乳幼児〜学童の間で流行しています。主な症状は鼻水と咳です。12日間の発熱を伴うことがありますが、全身状態は比較的良好に保たれます。アデノウイルスによるかぜは、発熱が35日間続くことがあります。溶連菌によるかぜは、強い咽頭痛を伴うことがあります。

・急性胃腸炎が乳幼児の間で小流行しています。ノロウイルスやアデノウイルスなどが原因と思われます(検査による証明は当院で行っていません)。主な症状は嘔吐と下痢です。13日間の発熱を伴うことがあります。

・新型コロナウイルスの大和市内での2月(12日まで)の感染者数は45名です。直近の2日間(11〜12日)はゼロでした。1月の感染者数795名に比べて大幅に減少しています。10歳未満児は2名(いずれも無症状、濃厚接触者)で、こちらも1月の28名に比べて大幅な減少です。緊急事態宣言の効果が現れていると考えられます。引き続き、感染拡大防止を心がけましょう。子どもの感染経路の多くは家族内ですので、周囲の大人が感染しないことが子どもを守ることに繋がります。

・新型コロナウイルス感染症における濃厚接触者の定義は、「感染者(発症の2日前から)と近距離(約1m以内)で長時間(15分以上)にわたり必要な感染予防策なしで接触した場合」とされています。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、「人との距離」「手洗い」「マスク着用」などの基本的な感染予防対策を行い、感染リスクが高まる場面を回避することに努めましょう。

インフルエンザの流行はありません。全国約5千ヶ所の定点医療機関からの報告数は約800名で、過去5年間の平均患者数の0.1%にとどまっています。手洗いやマスクの効用に加え、新型コロナウイルスの蔓延により、後から来たウイルスが阻害される「ウイルス干渉」が起こっている可能性も指摘されています。国を越える人の移動が制限されていることも、感染拡大の防止に関与している可能性があります。

・水ぼうそうが散見されます。おたふくかぜの流行はありません。

・麻疹は昨年、神奈川県で1名(全国で13名)、風疹は昨年、神奈川県で8名(全国で100名)の報告がそれぞれありました。今年の発生報告は風疹の2名のみです(大阪府、千葉県)。麻疹、風疹ともに、感染者の多くはワクチン接種歴がないか不明の成人です。妊婦が風疹に罹ると、赤ちゃんに先天性風疹症候群を生じる危険があります。一昨年は4名、昨年は1名の報告がありました。1歳と就学1年前の2回、MRワクチンを接種しましょう。

・成人で風疹ワクチンを一回も接種していないか、一回しか接種していない場合、ぜひ二回接種を行ってください(ただし、女性は妊娠中に接種できません。接種後2ヶ月は避妊が必要です)。風疹の流行を止める唯一の手段はワクチンの普及です。一昨年4月から成人男性(昭和3742日から昭和5441日までに生まれた男性)を対象とした抗体価測定(無料)とワクチン接種(無料、定期接種)が開始されました。該当する方は検査とワクチンをご考慮ください。当院においても受け付けています。接種期間は2022331日までです。また大和市は、市内在住で19歳以上の女性(妊娠を希望する方。妊婦または妊娠の可能性がある方は除く)とその配偶者に対して、MRワクチン接種の一部公費助成を行っています。当院においても受け付けしています。接種期間は2021331日までです。詳細は大和市役所にお尋ねください。

2021年1月23日土曜日

子どもたちのストレスに対する当院の取り組み

 新型コロナウイルス感染症の発生から現在に至るまでの約1年間、心身の不調を訴える子どもたちが急増しています。長期間の休校・休園による生活の乱れ、新しい生活様式への戸惑いや不慣れ、親子関係や友人関係の変化、新型コロナウイルスの感染への不安、などが要因としてあげられます。ストレスに起因する身体症状として、頭痛、腹痛、便秘、食欲不振、喉のつかえ感、頻尿、チック、めまい、倦怠感、不眠、昼夜逆転など、精神症状として、無気力、苛々、登校困難、退行現象(過度の甘え、尿失禁など)などがあります。

 当院は、このような悩める子どもたちを数多く診てきましたし、これからも子どもとご家族の支援に力を注ぎたいと考えています。子どもに安心感と元気を与えること、親御さんと一緒に解決法を考えること、必要に応じて薬物療法(西洋薬と漢方薬)を行うこと、重症度と緊急性が高いと判断される場合は専門医(児童精神科)に紹介すること、などが地域の小児医療を担う当院の役割と考えています。どうぞお気軽にご相談にいらしてください。事前にお電話をいただけますと診療が円滑に行えます。ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 また、子どもたちだけではなく、親御さんの育児不安の相談も多く寄せられるようになっています。新型コロナ禍で外出もままならず、母親どうしの連携が薄れる中、わが子の育て方が正しいのかどうか分からなくなったという話をしばしば耳にします。当院は一貫して、親御さんの子育て支援にも力を入れてきました。こちらもどうぞお気軽にご相談ください。

 詳細は、院長のコラム「新型コロナウイルスに伴う子どもの心身症」をご参照ください。http://tamai-kids.blogspot.com/2020/08/blog-post_30.html

2021年1月20日水曜日

細心の注意を払いつつ、通常の診療を行っています

 新型コロナウイルスの感染拡大が一向に止みません。大和市においても今月ここまでに、10歳未満児に18名の感染者が出ています。重症度分類では全例が「無症状〜軽症」、感染経路別分類では大部分が「濃厚接触者」(一部が「不明」)です。濃厚接触者のほとんどは家族内感染と推測されます。ご両親が感染防御に努めることが、わが子を守ることにつながります。

 感染の拡大を受けて、当院は防御態勢をいっそう強化しています。スタッフの健康管理に努め、院内の空気清浄器とアルコール消毒装置とパーティションを増設し、什器の消毒と室内の換気をこまめに行っています。エアコンを稼働させていますが、外の寒気が吹き込みますので、暖かい服装でご来院ください。

 同居家族(特にご両親)に発熱者がいる場合、必ず事前に電話連絡をお願いいたします。発熱していない方がお子様をお連れいただくことが望ましいです。状況によりましては(発熱者しか同伴できない等)、別棟または院外(駐車場の車内)で診療を行います。

 当院に一日数十人のお子様が来院しますが、今のところ普通感冒(通常のかぜ)が大部分を占めており、さいわい新型コロナウイルス感染症にはまだ遭遇しておりません。しかし油断は禁物と心がけ、今後も細心を尽くした診療に努めてまいります。

 なお、一般診療とともに、予防接種と乳幼児健診も通常どおりに行っています。予防接種はお子様の健康を守るための大切な手段です。子どもたちにとって、新型コロナウイルス以上に怖い感染症がたくさんあります。接種控えをなさらずに、所定のスケジュールに合わせてご来院ください。かぜの方とは別の待合室にご案内いたします。乳幼児健診も同様の扱いを行っております。

2021年1月9日土曜日

緊急事態宣言下における乳幼児健診、予防接種の実施について

 大和市は乳幼児健診の重要性を踏まえ、感染防止対策を徹底した上で、乳幼児健診を継続することを決定しました。

 ・個別健診である8ヶ月児健診、16ヶ月児は当院で従来どおりに行います。受診対象期間の変更はありません(8ヶ月児健診は満8ヶ月から11ヶ月の前日まで、16ヶ月児健診は満16ヶ月から19ヶ月前日まで)。詳細は電話または窓口でお問い合わせください。

 ・集団健診である4ヶ月児健診、16ヶ月児歯科健診、36ヶ月児健診は大和市地域医療センターで従来どおりに行います。対象者に個別通知の案内を郵送で行います。

 予防接種も、当院は感染防止対策を徹底した上で通常どおりに行っています。予防接種は子どもを感染症から守るための大切な手段です。不要不急の外出には当たりません。時期を逃すことなく接種なさってください。詳細は電話または窓口でお問い合わせください。