2024年4月14日日曜日

感染症情報(2024年4月前半)

・急性上気道炎(かぜ)が流行しています。主症状は数日間続く鼻水と咳です。

・溶連菌による急性咽頭炎が幼児・学童の間で流行しています。主症状は発熱と咽頭痛です。

・RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスによる急性細気管支炎が乳幼児の間で流行しています。主症状は発熱、激しい咳、喘鳴、呼吸困難です。入院治療を要する場合もあります。

・伝染性紅斑(リンゴ病)が散見されるようになりました。主症状は頬の紅斑です。

・急性胃腸炎(主にノロウイルス)が散見されます。主症状は嘔吐、発熱、腹痛、下痢です。

・B型インフルエンザは急減していますが、A型インフルエンザが再び現れました。神奈川県の定点医療機関における報告数は1週間に4.36人です。当院では1週間に510人です。

・新型コロナウイルス感染症の第10波は収束に向かっています。神奈川県の定点医療機関における報告数は1週間に3.22人で、9週連続の減少です。当院でも1週間に23人です。

・水痘(水ぼうそう)が幼児・学童の間で散見されます。おたふくかぜ流行はありません。

・麻疹は43日現在、全国で21名の報告があります(神奈川県内はゼロです)。ヨーロッパで麻疹の報告数が流行し、重症例や死亡例も確認されています。今後、訪日客の増加に伴い輸入症例がさらに増加することが懸念されます。麻疹は約1000人に1人が死亡する重い病気です。感染力が非常に高く、1人の感染者から1218人がうつされます。インフルエンザが13人ですから、麻疹の感染力の高さをご理解いただけるかと思います。

・風疹は43日現在、全国で2名の報告があります(神奈川県内はゼロです)。妊婦が風疹に罹ると、赤ちゃんに先天性風疹症候群を生じる危険があります。2000年以降、70名の報告があります。自身の健康を守るために、また社会に麻疹と風疹を蔓延させないために、1歳と就学1年前(56歳)の計2回、麻疹・風疹(MR)ワクチンを接種しましょう。

2024年4月1日月曜日

スギ・ヒノキ花粉情報(第四報)

 2024年のスギ・ヒノキ花粉情報の第四報です。

 スギ花粉の飛散はピークを過ぎました。しかし風の強い日や暖かい日には、まだ相当量が飛散しています。

 ヒノキ花粉の飛散が3月中旬に始まりました。4月中旬までピークが続く見込みです。

 花粉の本格的な飛散は、4月下旬に概ね収束する見込みです。ただ5月上旬までは、花粉がわずかに飛ぶ日があるでしょう。

 当院はアレルゲン免疫療法を行っています。花粉症を根本から治そうという取り組みです。毎年の花粉症にお悩みの方はどうぞご相談ください(http://tamai-kids.blogspot.com/2020/11/blog-post.html

2024年2月21日水曜日

ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンが2024年4月から新しくなります

・四種混合ワクチン (ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ) とヒブワクチンが一体化され、五種混合ワクチンになります。注射の本数が一つ減ります。

・肺炎球菌ワクチンが13価から15に換わります。約100種類の血清型のうち、重症化しやすい15種類の型を含むワクチンです。13価よりも優れた予防効果を期待できます。

五種混合ワクチン15価 肺炎球菌ワクチンは、2024年4月から定期接種の位置づけになります。従来の四種混合ワクチン + ヒブワクチンを一度でも接種した場合、途中から五種混合ワクチンに変更することはできません。残り回数の接種は、四種混合ワクチン + ヒブワクチンをそのまま継続することになります。従来の13価 肺炎球菌ワクチンを一度でも接種した場合、こちらは途中から15価 肺炎球菌ワクチンに変更することができます。

2023年11月29日水曜日

マスク着用を引き続きお願いいたします

マスクの着用ルールが緩和されていますが、医療機関を訪れる際は、感染拡大防止の観点から、マスク着用が引き続き推奨されています。とくに、発熱している方は、マスクを必ずご着用ください(着用が難しい乳幼児につきましてはハンドタオル等をご用意ください)。院内感染の防止につきまして、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

2023年9月28日木曜日

院内の混雑緩和にご協力をお願いいたします

 待合室がたいへんに混み合っています。密集に伴う院内感染を防止するために、以下の三点につきまして、皆様のご協力をお願い申し上げます。

 [1] 子ども一人につき、付き添いの保護者も一人でお願いいたします。

 [2] 予約順の5〜6番前にご来院ください。ご到着が早すぎますと、院内での待機時間が長くなります。

 [3] 発熱していても全身状態が悪くなければ(= 食欲、機嫌、睡眠などが大きく損なわれていなければ)、612時間後の受診をお勧めいたします。発熱直後では、インフルエンザと新型コロナの検査で正しい結果を得られないことがあります(偽陰性の確率が高くなります)。ただし、全身状態が悪い場合と生後3か月未満の赤ちゃんは、早急にご来院ください。

2023年9月23日土曜日

発熱している方へ:当院の診療体制につきまして

 ・2023731日(月)に発熱外来を終了し、81日(火)からコロナ以前の通常体制に戻しました。

・発熱しておられる方の事前の電話連絡は不要です。受付時に発熱している旨をスタッフにお伝えください。また、新型コロナまたはインフルエンザとの接触歴がある方は、受付時にその旨をスタッフにお伝えください。

・発熱しているお子様はマスクをご着用ください。マスクを着用できない低年齢の方は、飛沫の拡散を防止するために、ハンドタオルなどをご持参ください。感染拡大防止にご協力をお願いいたします。

・当院は引き続き、院内の換気や消毒に留意し、皆様の安全の確保に万全を尽くします。

2023年5月4日木曜日

新型コロナウイルス感染症、5類移行後の変更点 (5月4日 一部追記)

 新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけが2類相当から5類に変更されます(202358日)。主な変更点は以下のとおりです。

(1) 発症後5日を経過するまで外出を控えることが推奨されます

 5日目に症状が続いていたら、熱が下がり症状が軽快して24時間が経過するまで外出を控えることが推奨されます。ただし法律に基づく外出自粛は求められません。外出を控えるかどうかは個人の判断に委ねられます。


 (2) 濃厚接触者は特定されません

 法律に基づく外出自粛は求められません。感染者の発症日から5日間、自身の体調に注意を払うことが推奨されます。


 外出自粛は義務づけられませんが、発症から10日間はウイルス排出の可能性があることから、周囲への配慮として不織布マスクの着用や高齢者など重症化リスクの高い人への接触の回避が推奨されます。


  追記(5月4日):学校の感染対策に関する変更点を追記します。

(1) 感染した児童生徒の出席停止期間が「発症から5日間が経過し、かつ症状軽快後1日を経過するまで」に短縮されます。

(2) 同居家族が感染した児童生徒は、本人が感染していなければ出席停止の対象になりません。ただし、感染不安を理由に休んでも欠席として扱わない特例措置は継続されます。

(3) マスクの着用を求めないことが基本になります。

(4) 毎日の体温チェックと学校への提出、学校給食における黙食、机やドアノブの日常的な消毒、教室内での座席間隔の確保 などが不要になります。合唱、調理実習、理科実験などの感染リスクの高い活動も、近距離での発声を控え身体的距離を確保した上で実施できるようになります。