2011年8月10日水曜日

日本脳炎ワクチンの対象年齢の拡大

 日本脳炎ワクチンの本来の対象年齢は、第一期が3歳以上 7歳6ヶ月未満(1~4週間隔で2回、その1年後に1回。計3回)、第二期が9歳以上 13歳未満(1回)です。しかし、平成17年から21年までの間、接種が十分には勧められていなかったため、接種機会を逃した方が大勢いらっしゃいます。

 平成22年8月、「第一期を計3回済ませていない人は、9歳以上 13歳未満の年齢で、残り分を定期接種できる」「第一期を終えた後、9歳以上 13歳未満の年齢で、第二期を定期接種できる」とする特例が、厚生労働省から発令されました。
 平成23年5月、「対象年齢を7歳6ヶ月以上 9歳未満、13歳以上 20歳未満に拡大する」とする特例も発令されました。

 特例の対象者は、平成7年6月1日~平成19年4月1日生まれ(平成23年6月30日時点で4歳2ヶ月~16歳0ヶ月)の人です。現在16歳1ヶ月以上の方は対象外ですのでご注意ください。

 第一期と第二期を合わせて計4回の接種が済んでいない方は、20歳までの間に残り分を定期接種できます。1回目と2回目は1~4週間隔、3回目は約1年後、4回目は約5年後です。ただし4回目を5年間待つと20歳を越えてしまう場合、もっと短い間隔で(最低1週間)接種することもできます。

 なお、通知が直ちに届かない年齢層もあります。詳細は居住地の市役所にお問い合わせください。

(6月29日 掲載、8月10日 改訂版)

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