2026年7月17日金曜日

感染症情報(2026年7月前半)

  手足口病が本格的に流行しています。特に1〜2歳の保育園児を中心に患者さんが急増しており、ご兄弟やご家族内で感染が広がるケースもみられます。


 手足口病は乳幼児を中心に流行する夏かぜの一種で、エンテロウイルス属(コクサッキーウイルスA群、エンテロウイルス71など)の感染によって起こります。発熱に続いて、手のひらや足の裏、口の中に赤い発疹や水疱が現れることが特徴です。熱が出ない場合や発疹が少ない場合もあります。発熱から間もない時期は特徴的な口内炎や丘疹がまだ出現しておらず、「咽頭炎」や「かぜ」と言われることがあります。口の中の痛みで食事や水分が摂りにくくなり、脱水になることがありますのでご注意ください。ほとんどの方は発熱は2,3日で、急診は1週間程度で自然に改善しますが、ごくまれに髄膜炎や脳炎などの合併症を起こすことがあります。ぐったりしている、繰り返し嘔吐する、呼びかけへの反応が悪いなどの症状がある場合は、すぐにご受診ください。

・小学校高学年から中学生を中心に、発熱・咽頭痛・咳などのかぜ症状のお子さんが増えています。多くはウイルス感染によるもので、十分な休養と水分補給により自然に改善します。高熱が長く続く場合や、呼吸が苦しそうな場合にはご相談ください。

・胃腸炎は流行というほどではありませんが、引き続き散見されます。嘔吐、下痢、腹痛が主な症状で、時に発熱を伴います。少量ずつこまめな水分補給を心がけ、ぐったりしている、尿量が少ないなど脱水が疑われる場合は早めにご受診ください。

・新型コロナウイルス、インフルエンザの流行は認めていません。引き続き、手洗いや咳エチケットなど基本的な感染対策を心がけましょう。

・溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、おたふくかぜ、伝染性紅斑(リンゴ病)の目立った流行は認めていません。

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