手足口病が2年ぶりに大きく流行しています。特に1〜4歳の園児を中心に患者さんが急増しており、ご兄弟やご家族内で感染が広がるケースもみられます。7月中盤までと比較すると7月終盤はやや減ってきていますが、それでもなお低年齢児の発熱の大きな原因を占めています。
症状は発熱、咽頭痛、丘疹が特徴的ですが、熱が出ない場合や発疹が少ない場合もあります。発熱は40度近い高熱が、3日前後と比較的短い期間認めるのが特徴です。熱から間もない時期は特徴的な口内炎や丘疹がまだ出現しておらず、「咽頭炎」や「かぜ」と言われることがあります。咽頭痛は発熱に先行することもありますし、発熱から1,2日遅れて認めることもあります。発熱後に咽頭を観察すると、口蓋帆という喉の奥の方に口内炎を認めます。発熱から少し日が経って、あるいは解熱後に手のひらや足の裏、口の周り、膝や肘、臀部などに赤い発疹や水疱が現れることが特徴です。ほとんどの方は丘疹は1週間程度で自然に改善しますが、丘疹がひどくなると浸出液が付着することがあります。二次性感染の可能性もありますので、じゅくじゅくするようであれば受診をご検討下さい。また、ごくまれに髄膜炎や脳炎などの合併症を起こすことがあります。ぐったりしている、繰り返し嘔吐する、呼びかけへの反応が悪いなどの症状がある場合はすぐにご受診ください。