インフルエンザが引き続き多くみられます。神奈川県では9月28日に流行注意報が発令されました。当院では、1歳のお子さんから高校生まで、特定の年齢に偏らず幅広い年齢で陽性者が出ていることが今回の特徴です。園や学校によって流行状況が異なりますので、お子さんの通っているところの情報にもご注意ください。
通常の風邪による発熱、咳、鼻水もみられ、インフルエンザとの区別が難しくなっています。当院の診療では、インフルエンザのお子さんは熱が出る前から元気がない、熱が下がってもだるさが目立つことがあり、年長のお子さんでは関節痛や筋肉痛を伴うこともあります。こうした全身症状も診断の手がかりになりますが、症状だけで見分けることはできません。受診の際には、熱が出た時刻に加え、いつから普段と様子が違っていたか、周囲で流行している感染症があるかもお伝えください。
治療は症状に応じた対症療法と、必要に応じた抗インフルエンザ薬です。抗インフルエンザ薬はすべてのお子さんに必須ではなく、年齢や基礎疾患、症状の程度などを踏まえて使用を判断します。発症後48時間以内の開始が効果的とされていますので、周囲にインフルエンザの方がおり、症状が当てはまる場合には早めにご相談ください。
熱の高さだけでなく、水分がとれているか、呼吸が苦しくないか、受け答えが普段どおりかにもご注意ください。特に、熱が下がってもぐったりして水分がとれない、息苦しそう、呼びかけへの反応が鈍い場合は、単なるだるさと考えず速やかに医療機関を受診してください。