2026年9月4日金曜日

感染症情報(2026年8月後半)

 インフルエンザの流行が始まりました。去年と比較して約1か月半も早い流行開始です。園や学校により流行状況が異なりますので、お子さんの通っているところの情報に注意してください。

 症状は発熱と咳、鼻水、のどの痛みです。強いだるさ、頭痛、関節痛・筋肉痛といった全身症状は、小さな子どもでは訴えがはっきりしないこともあります。腹痛、嘔吐、下痢を伴うこともあるもあり、胃腸炎との鑑別に注意が必要です。

 治療は症状に応じた対症療法と抗インフルエンザ薬です。多くは自然軽快する疾患でもあり、抗インフルエンザ薬の投与は必須ではありません。幼児や基礎疾患がありインフルエンザの重症化リスクが高い患者さん、呼吸器症状が強い患者さんには投与が推奨されます。発症後 48 時間以内の使用が原則です。早期投与による重症化予防効果が示されていますので、濃厚接触があり症状が当てはまる場合には早めのご来院をお願いします。

・ヘルパンギーナが保育園・幼稚園によっては多くみられます。手足口病も数は減ってきていますが散見されますので引き続き園での流行状況にご注意ください。症状は40度近い高熱、咽頭痛で、手足口病の場合は特徴的な丘疹が発熱から数日遅れて出現します。

・水痘(水ぼうそう)が散見されます。ワクチン接種済みの方は水疱が数える程度と少ないこともあり見逃す恐れがあります。発症初期や皮疹が少ないと手足口病と悩むことがあります。気になる症状がある場合は電話連絡の上ご受診ください。

・胃腸炎が散見されます。嘔吐、下痢、腹痛が主な症状で、時に発熱を伴います。少量ずつこまめな水分補給を心がけてください。漢方薬の五苓散が効くことがありますので、お困りの場合はどうぞご相談ください。ぐったりしている、尿量が少ないなど脱水が疑われる場合は早めにご受診ください。

・新型コロナウイルス感染症の流行は見られません。

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