2015年4月3日金曜日

子どもの総合医

 平成27年4月1日、「子どもの総合医;地域総合小児医療認定医」を取得いたしました。この資格は「子どもを守るために以下の責務を果たすことのできる小児科専門医」と規定されています。
・ 地域の子どもの健全な心身の発育のために育児支援を行い、医療・保健・福祉の推進に寄与する。
・ 障害のある子どもを含め、子どもの代弁者として、すべての子どもと家族が適切な身体的・精神的・社会的支援を受けることができるように寄与する。
・ 子どもが適切な医療・保健・福祉を継続して受けられるように、医療機関、行政機関、教育機関、地域社会などの「子どもの関わる人々」とのネットワークを構築し、その中心的な役割を果たす。
・ 救急・時間外診療を含めた地域の一次・二次医療を実践する。病状によっては、専門医療機関とも適切に連携する。
・ 健康増進の啓発活動、教育、調査・研究活動を行う。
・ 地域の子どもを守るために地域政策へ積極的に貢献する。
 これらの理念は、当院が開業以来ずっと目指してきたことです。専門医の取得は、長年にわたる活動が評価された結果と考えています。これからも皆様の健康のお役に立てる小児科玉井クリニックであるように努めてまいります。

2015年3月29日日曜日

麻疹・風疹ワクチンの公費助成(平成27年度)

 大和市は平成27年度においても、成人の麻疹・風疹(MR)ワクチンの接種費用を助成します。対象者は、大和市に居住していて、(1) 妊娠を希望する女性(妊娠中またはその可能性のある方は接種できません)、(2) 現在妊娠中の女性の夫、です。ただし、風疹に明らかに罹ったことがある方、ワクチンをすでに2回接種している方、平成25年度以降に大和市の助成制度をすでに利用した方は対象外です。助成期間は平成27年4月1日から平成28年3月31日までです。当院においても接種しています。接種費用は3720円です(自費接種9720円のところ、大和市から6000円の助成があります)。予約が必要ですので、窓口または電話(046-277-3030)でお問い合わせください。

 風疹は平成25年に全国的な流行がありました。その影響で、先天性風疹症候群に罹った赤ちゃんが9人いました。たいへんに不幸なことです。先天性風疹症候群はワクチン一本で防げる病気です。免疫抗体の保有者が少ない20〜40代の方々は、ぜひワクチンの接種をご考慮ください。

2014年12月27日土曜日

小児慢性特定疾病 指定医

 平成27年1月1日、「小児慢性特定疾病」の医療費助成制度が一新されます。当院はこれに際し、「小児慢性特定疾患 指定医」の資格を取得しました。医療費助成の申請に必要な「医療意見書」を作成することができます。申請をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
 新制度では、従来の514疾病に加えて107疾病を対象とし、小児慢性特定疾病は704疾病に拡大されます。新たな対象となる疾病には、ダウン症候群、レックリングハウゼン病(神経線維腫症)、ヒルシュスプルング病などが含まれます。詳細につきましては、小児慢性特性疾病情報センターのホームページ(shouman.jp)をご参照ください。
 当院は従来から、成育外来(土曜午後)において、慢性疾患をもつ子どもたちとそのご家族の支援を行ってまいりました。子どもの健全な育成のために、医療費助成のための医療意見書を作成するだけでなく、最新の情報を提供したり、医学的な助言を行ったり、関係機関(教育、行政、医療など)との連絡調整を行います。

2014年12月25日木曜日

インフルエンザワクチンの効果


今シーズン流行中のA香港型インフルエンザについて、15歳以下の小児でワクチンの効果が高いことが、慶応大学小児科の臨床研究で明らかにされました。接種を受けた小児(生後6ヶ月以上、15歳以下)の約60%にインフルエンザの発病を抑える効果が見られています。

2014年10月5日日曜日

ロタウイルスワクチンには二種類があります

ロタウイルス胃腸炎を予防するワクチンには、ロタリックスとロタテックの二種類があります。どちらも同程度に優れた効果を有します。米国小児科学会の報告では、ワクチン接種により、ロタウイルス関連の入院件数が94%減少しています。

2014年7月23日水曜日

子宮頸がん予防ワクチン 積極的勧奨の一時中止(第四報)

 厚生労働省は2013年6月14日、子宮頸がん予防ワクチンの積極的勧奨を一時的に中止しました。接種後に広範囲の疼痛または運動障害を訴える人たちが多数報告されたためです。以来、安全性に関する審議が重ねられてきました。2014年1月20日に行われた第7回会議で、これらの訴えは「接種による痛みや腫れで心身の反応を引き起こされ慢性化した」「ワクチン成分が直接の原因になったという科学的知見はない」と結論されました。しかし2014年7月4日の第10回会議でも、積極的勧奨の中止は継続されることになりました。

 ワクチンそのものは現在も中止されていません。ワクチンの予防効果の利点を選択する場合、従来どおり公費で接種を受けられます。接種率は大きく減ったものの、現在も全国で一ヶ月あたり約二千人の接種者がいます。厚生労働省の会議において、接種する場合はかかりつけ医で行うことが推奨されています。当院は希望する方に対して、十分な説明を行った上で、接種事業を継続しています。

2014年7月16日水曜日

A型肝炎ワクチン

 A型肝炎は、公衆衛生が劣悪な環境で多発します。日本は上下水道の整備などにより、A型肝炎の感染者を見る機会がほとんどありません。A型感染は慢性化することなく治りますが、まれに劇症化して死亡する例があります。劇症化の頻度は年齢とともに増加します。
 東南アジアなどの流行地に渡航する方には、ワクチン接種をお勧めいたします。1歳以上の子どもに接種できます。間隔は初回をゼロとして、2〜4週後と24週後の計3回です。2回だけでも、2〜3年間は抗体が維持されます。他のワクチンとの同時接種もできます。
 接種をご希望の方は事前にお申し込みください。